○MS&ADインシュアランス グループのラムサール条約湿地保全活動「ラムサールサポーターズ」に参画

○MS&ADインシュアランス グループのラムサール条約湿地保全活動「ラムサールサポーターズ」に参...

・大切な水辺とそこで暮らす多くの生きものたちを守り次世代に引き継いでいくため、MS&ADインシュアランス グループ社員・家族が参加し、国内のラムサール条約登録湿地を中心に、水辺の環境保全活動を行っています。

・なお、2020・2021年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため活動を中止しています。

○事業活動における環境負荷の低減に向け、具体的な目標と実行計画を策定し、取り組んでいる。(主たる...

・社員一人ひとりが意識を高め、公私ともにCO2排出量削減を目指すため、これまでの紙、電力、ガソリン使用量の削減取組に加え、新たに2つの取組みを推進します。

①エコドライブや節電等のネットゼロチェックリストを活用し、常日ごろから環境負荷低減への意識を強化する。
②マイボトル持参運動を全役職員で取り組む。

・「新たな働き方」(リモートワーク・Web会議・ペーパーレス・会議報告半減)における各指標の進捗状況を各職場単位で確認し、取組みを推進します。

・サステナビリティ取組や気候変動への対応等についての理解を深めるため、全社員を対象にE-Learningを実施します。

○社会貢献について、経営企画部にて全社的な活動を推進している。併せて、部署ごとに「サステナビリテ...

・当社では職場単位で、年に1度は「環境・社会貢献活動」に取り組むことを推奨しています。「サステナビリティ取組推進役/サポーター」を中心に、職場単位で取り組む『環境・社会貢献活動』 、会社が企画・運営する各種環境・社会貢献活動 、「あつめるボランティア(収集活動)」等の活動を行っています。

・「サステナビリティ取組推進役/サポーター」を中心に、前述の環境取組を行っています。

○日本の子どもの貧困問題の解決に貢献

・昨今の社会的課題である日本の子どもの貧困問題の解決に寄与し、未来を担う子どもたちが将来への希望を持てる社会づくりに貢献したいと考え、特定非営利活動法人キッズドアへの寄付をしています。寄付は経済的に困難な生活環境にある子どもたちへの教育支援に役立てられます。

○ESG投資を通じた社会貢献

・当社は、2016年に三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保・三井住友海上プライマリー生命とともに、世界銀行(国際復興開発銀行)の発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドに投資を行いました。以降当社では、以下の債権投資を通じて収益性の確保のみならず、持続可能な社会の形成に寄与し、社会貢献事業への支援も果たしています。

2017年 アフリカ開発銀行 インダストリアライズ・アフリカ・ボンド
2018年 独立行政法人国際協力機構 ソーシャルボンド(JICA債)
2019年 独立行政法人鉄道建設・運輸施設支援機構 サステナビリティ・ボンド
2020年 米州開発銀行 サステナブル・ディベロップメント・ボンド
2021年 アジア開発銀行 ジェンダー・ボンド

○サステナビリティ取組として、SDGsの「3:すべての人に健康と福祉を」を中心に、お客さまの「元...

・健康・医療をテーマとしたオープンセミナーを全国各地で開催し、多くのお客さまに聴講いただいています。(コロナ禍は、オンライン開催)
健康と医療、備えの大切さについて、お客さまの理解を深めていただくことに努めています。

・各専用WEBサイトを通して、最新・最先端の医療に関する情報提供・啓発活動に積極的に取り組んでいます。
「からだケアナビ」:「知っておきたい病気・医療」「健康マメ知識」「食で健康」「健康ライフ」の4つのカテゴリーについて、身近な健康情報を閲覧できる情報発信型のWEBサイトです。
「先進医療.net」:先進医療を実施している医療機関の詳細レポートや先進医療に関するコラムにより、最先端の医療に関する情報をお届けする情報発信型の専用WEBサイトです。
「脳卒中Report」:脳卒中の予防法から最新治療法まで詳しく紹介する情報発信型の専用WEBサイトです。
「先進医療ナビ」:先進医療の基礎知識、先進医療に該当する技術および療養内容、その実施医療機関を調べることができる情報検索型の専用WEBサイトです。

・スマートフォン向けアプリ「ココカラダイアリー」の提供を通じて、お客さまのココロとカラダの健康づくりを支援しています。本アプリは、ストレス状態・歩数の測定や、身長・体重等の健康データ、食事内容の記録、医療情報等の確認等ができ、お客さまご自身の健康管理にご活用いただけます。

・公益社団法人日本脳卒中協会との共同事業「脳卒中プロジェクト」の一環として専門医によるセミナーを開催しています。脳卒中では後遺症に悩む方が多くいます。また、要介護状態の原因にもなります。多くの皆さまに「予防」と「備え」への理解を深めていただくことに努めています。

・厚生労働省が推進する「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の一つである、「認知症サポーター」の養成を推進しています。認知症サポーター養成講座を社員や代理店が受講し、認知症についての正しい知識や認知症の方やその家族をサポートするためのノウハウを学んでいます。受講後は、認知症サポーターとして社会のお役にたてるよう、各地域の見守り活動に参画する取組みを推進しています。
また、2020年度より一般社団法人日本認知症予防学会と連携して、地域の認知症予防活動を支援する人財を養成することを目的に、「認知症予防フレンド」養成講座をオンライン開催し、社員の受講を推進しています。認知症予防についてひとりでも多くのお客さまへ正しい知識をお届する啓発活動に取り組んでいます。

・かけがいのない「いのち」を大切に守り未来に受け継いでいきたいという思いを込めて、当社商品ブランド「&LIFE」の新規契約件数に応じた金額をワクチン等の購入費用として認定NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)へ寄付しています。

○環境保護・地域貢献活動として以下の取組みを継続的に実施している。 よこはま動物園ズーラシアの花...

・当社社員によるボランティア活動として、「よこはま動物園ズーラシア」の花壇や緑地の整備など、環境保護・地域貢献活動に取り組んでいます。この活動は、よこはま動物園の園内緑化活動計画の一端を当社が担うものです。

・なお、2020・2021年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため活動を中止しています。

コミュニケーションの推進と役職員の意識向上に向けた取組み

相互扶助の理念を基礎に置く生命保険業を事業の中心とするT&D保険グループにとって、事業を通じて人と社会に貢献することは、企業としての根本的な理念であり、存在意義でもあります。

社会にとっての重要度が高く、また当社グループの事業との関連が大きい社会的課題の優先度を確認し、重点的に取り組むサステナビリティ重点テーマを「すべての人の健康で豊かな暮らしの実現」「すべての人が活躍できる働く場づくり」「気候変動の緩和と適応への貢献」「投資を通じた持続可能な社会への貢献」の4つと定め、その活動状況をサステナビリティレポートで開示しています。

T&Dホールディングスでは、役職員全員に配布するグループ報(年2回発行)に、グループサステナビリティ/CSRの取組みについて学ぶコーナーを設け、グループ全体でサステナビリティ/CSRの学習を進めています。2020年度はSDGsと当社グループ事業との関連性やESG投資への取組み等について学びました。
そのほかにも、国際連合環境計画(UNEP)と連携し、持続可能な国際社会の形成に寄与する活動を進める日本国内の社団法人(日本UNEP協会)の活動を支援しています。

【特徴】
お客さまを始め、広く社会に情報をお伝えし、積極的に対話を図ることをグループの方針とし、様々な方法でコミュニケーションを推進しています。サステナビリティ/CSRに関する学習も、グループ報やe-ラーニングを活用するなど、グループ役職員がサステナビリティ/CSRに身近に接することができるよう努めています。

「T&D保険グループ人権方針」

当社グループは、「T&D保険グループCSR憲章」において「人権の尊重」を掲げており、グループのすべての役職員ならびにすべてのステークホルダーの人権を尊重した事業活動を推進しています。
今般、国連人権理事会による全ての国家および企業を対象とした行動基準「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、当社グループの人権尊重の考え方について表明する「T&D保険グループ人権方針」を制定し、人権デューデリジェンスを実施しています。

【特徴】
<背景・今後の取組み>
2011年には国連で「ビジネスと人権に関する指導原則」が採択されました。これは、近年の企業活動のグローバル化に伴い認識されるようになった、サプライチェーンを含む幅広い事業活動の中で人権問題が生じる危険性に対応するものです。私たちは、私たちの事業活動が人権に対して影響を及ぼす可能性があることを認識し、すべてのステークホルダーの人権を尊重した事業活動を推進するための規範として、「T&D保険グループ人権方針」を制定しました。
当社グループの事業に関わるビジネスパートナーとお取引先さまには、本方針へのご理解と支持を期待するとともに、私たちは、本方針に基づき、すべての人の人権が尊重される社会の実現にむけ影響力を及ぼすよう努めてまいります。

<人権デューデリジェンス>
2021年3月末を基準とし、当社および直接子会社において人権デューデリジェンスを実施しました。この結果、当社グループの事業活動において、是正を要する人権課題は確認されませんでした。
今後も、当社グループの事業活動における人権課題への対応状況を検証し、課題の有無を確認するため、人権デューデリジェンスを継続的に実施し、その結果をグループSDGs委員会に年次で報告します。同委員会への報告内容は、T&Dホールディングス取締役会に報告するとともに、グループコンプライアンス委員会にも連携されます。人権デューデリジェンスにおいて人権課題が認識された場合には、その解決に向けた対応を実施します。

○高齢者や障がい者への対応

・高齢のお客さま向けに、冊子「保険金・給付金のご請求について」の文字を大きくして簡単にまとめた「お手続かんたんガイド」をご用意しています。本ガイドは、色覚の個人差を問わず多くの方に見やすいカラーユニバーサルデザインにも配慮し、特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構より認証を受けています。また、目の不自由なお客さま、耳の不自由なお客さまが、記載内容をご自身で理解できるように、2次元コード「Uni-Voice」コードを掲載しています。スマートフォンアプリで読み取り、アプリ内の設定により音声ガイダンス・手話動画ガイダンスの視聴が可能となります。
また、目の不自由な方が、「Uni-Voice」コードの掲載を認識できるよう、ガイドに標準仕様である半円の切り込みを入れ、手で触れることで掲載位置がわかるようにしています。
なお、目の不自由なお客さまへ請求手続き書類とお手続きかんたんガイドを郵送する封筒の表面には、「当社名」「請求手続書類を封入したご案内であること」「ガイドに音声ガイダンス機能がついていること」を点字で表記しています。

・70歳以上のお客さまを対象とした「シニア専用ダイヤル」をご用意しています。

・高齢のお客さまへのサービスとして、「家族Eye(親族連絡先制度)」を提供しています。本制度により、高齢のお客さまと連絡が取れないなどの緊急時に、ご登録いただいた親族の方へ連絡し、保険契約に関する重要な事項を確実にご案内します。

・高齢のお客さまの現況調査において、気軽に社会貢献活動にご参加いただける仕組みとして、児童養護施設等から社会に巣立つ子どもたちを支援する特定非営利活動法人ブリッジフォースマイルへ当社が寄付を行うことへの賛同を募っています。ご賛同を表明いただいたお客さまの人数に応じた金額を寄付しています。

グループ長期ビジョンでの非財務KPIの設定

T&D保険グループは2021年度を始期とする新たな経営計画『グループ長期ビジョン「Try & Discover 2025」~すべてのステークホルダーのしあわせのために~』を策定しました。この長期ビジョンでは、グループの経営ビジョンを「保険を通じて、“ひとり”から、世の中のしあわせをつくる。ていねいに向き合い、大胆に変えるグループへ。」と一新したうえで、グループの成長のために取り組む「5つの重点テーマ」を設定しました。この経営ビジョンで掲げた「世の中のしあわせをつくる」ことこそが、当社グループが目指す「共有価値の創造」のゴールだと考えています。そのために、重点テーマの1つを「SDGs経営と価値創造」にするとともに、社会的価値の創造を定量的に測る「非財務KPI」を新たに設定しました。非財務KPIとして、CO2 排出量(自社排出のScope 1・2)を2025 年度までに2013 年度比40%削減、2050 年度にネットゼロとする目標を追加設定しました。また、当社グループは責任ある機関投資家として、自社の投融資先によるCO2 排出量(Scope3、カテゴリー15)についてもネットゼロの対象とします。
目標の達成状況は、グループ横断で設置している「グループSDGs委員会」に報告するほか、「サステナビリティレポート」およびホームページで開示し、毎年ステークホルダーの皆さまにお知らせします。

ペットの飼い主に対する病気・ケガの予防・啓蒙活動

ペットの長寿化・高齢化や昨年来のコロナ過を契機とする生活環境の変化により、ペットが動物病院で治療を受ける機会が増加傾向となり、ペット医療およびその費用への関心はますます高まっています。家族の一員であるペットが病気やケガにより、動物病院で治療を受けた場合の治療費用の一定割合を補償するペット保険会社として、「ペットと飼い主の皆さまが健康で潤いのある生活を安心して過ごす」といったペットとの生活の持続可能性を高めるために、保険金請求実績を踏まえ、ペットの飼い主に対する病気・ケガの予防・啓蒙の取組みを進めています。

<主な取組み>
・保険証券発送時に「異物誤飲・骨折」に関する啓蒙を目的としたチラシを同封。

・提携先の動物病院やペットショップにて「異物誤飲・骨折」など予防可能な傷病に関する注意喚起を目的としたポスターの掲示やチラシの配布を実施。

・発生率が高く予防可能な傷病について啓蒙コンテンツを自社ホームページに掲載。

・自社ホームページにペットライフを充実させるための情報やペットライフの身近な疑問を分かりやすく紹介したコンテンツ「Pet News Storage」を掲載。

【特徴】
ペットの病気・ケガの予防・啓蒙により、ペットと飼い主の皆さまが健康で潤いのある生活を安心して過ごすことの実現に貢献していきます。

地球環境の保護に配慮した各種取組みの実施

T&D保険グループでは、地球環境の保護に配慮した企業行動として、「T&D保険グループ環境方針」を定めています。当社は当該方針に基づき、電力使用量の使用状況を把握するとともに、不要な照明の消灯、OA機器の使用後電源オフの徹底、クールビズ・ウォームビズ、ノー残業デーの設定等により電力使用量の削減に取り組みました。
また、事務用紙の使用量の削減についても継続的な取組みを実施しました。

【特徴】
T&D保険グループ共通の取組みに参加しています。

グループ各社と協力して取り組む地域・社会に貢献する活動

T&Dホールディングスとグループ各社は、地域社会を支える様々な活動に取り組んでいます。

・グループ共同献血活動
本社に会場を設け、夏期と冬期の2回、グループ共同献血を行なっています。2020年度はグループ各社から延べ272名が参加しました。

・クリーンキャンペーン
グループ会社の太陽生命が毎年全国で行なっている「全国一斉クリーンキャンペーン」の本社所在地域での活動に、T&Dホールディングスを始め、グループ各社の役職員が参加しているほか、地域の事業者、区民、区が連携して進める「芝地区クリーンキャンペーン」にも、同地域に本社を置くグループ会社の役職員が参加しています。

・青少年スポーツ、障がい者スポーツへの協賛支援
グループ会社の大同生命が特別協賛する「全国障害者スポーツ大会」、太陽生命が特別協賛する「全国中学生ラクビーフットボール大会」、T&Dフィナンシャル生命がオフィシャルパートナーとなる「日本ろう者サッカー協会」が主催する「全日本ろう者サッカー選手権大会」など、グループ各社が支援するスポーツ大会に、グループ各社の役職員が相互に協力してボランティアや観戦応援として参加しています。

・意欲と能力のある学生への就学支援(日本学生支援機構への寄付)
T&Dホールディングスは、2020年7月に新型コロナウイルス感染症の影響による世帯収入の激減など、経済的理由により、将来を担う若手人材が就学を断念することがないよう支援するため、日本学生支援機構へ寄付を行いました。
同機構は、学生に平等に教育の場を提供するとともに、留学生交流の促進・支援や障がいのある学生等への大学等における学生支援の充実に資するため、各種の学生支援事業を総合的に支援しています。

この他にも、グループ会社の大同生命が毎年開催するチャリティー・カレンダー展に当社を含むグループ各社の役職員が参加・協力、また、グループ会社全体で協力してペットボトルのキャップを集める「エコキャップ運動」の実施など、グループで協力し様々な社会に貢献する活動に取り組んでいます。

【特徴】
グループ各社の役職員自らが協力して、地域社会に役立つ身近な活動に参加することで、地域社会の健全な発展に貢献するだけでなく、グループとして地域社会への貢献に対する意識を高める活動となっています。

グループ目標を設定して取り組む環境保護の活動

T&Dホールディングスは、グループ各社と協働しグループとしての環境保護関連の目標を設定し、毎日の事業活動の中でその達成に向けた取組みを進めています。
目標は、①「CO2排出量の削減」、②「電力使用量の削減」、③「事務用紙使用量の削減」、④「グリーン購入比率の向上」 の4つです。

① CO2排出量の削減では、当社グループのCO2排出量(Scope1+2)は、その9割以上が使用電力に由来しています。そのため、電力使用量の削減目標を設定しエネルギー使用量を抑制することにより、CO2排出量の削減に努めています。

② 電力使用量削減では、デマンド監視システムによる各ビルのピーク電力の設定、適切な空調温度の設定、OA機器の使用後電源オフ、早帰り日の設定、ライトダウンキャンペーンの実施などにより節電の取組みをすすめています。

③ 事務用紙使用量削減では、両面コピーや2 in 1印刷の励行などの取組みにより用紙使用量削減をすすめています。また、会議室への大型ディスプレイの設置やタブレット端末の配備を進め、会議やミーティングのペーパーレス化、コロナ禍での在宅勤務増加も踏まえ、ワークフロー等の印鑑レスを推進しています。

④ グリーン購入比率向上では、事務用品等のグリーン購入基準を定め、基準を満たす物品の優先購入に努めるほか、事務用品のオンライン発注では、環境対応商品以外のものを購入する場合には申請を必要とするシステム設定にするなどの取組みを進めています。

目標の達成状況は、グループ横断で設置している「グループSDGs委員会」に報告するほか、「サステナビリティレポート」およびホームページで開示し、毎年ステークホルダーの皆さまにお知らせしています。

【特徴】
この取組みは、グループで継続して取り組んでいるものです。CO2排出量削減は40%削減(SCOPE 1+2、2013年度比、床面積あたり)を目標とし、2025年度を達成期限として取り組んでいます。加えて、自社の投融資先(SCOPE 3:カテゴリ15)も含め、2050年までのネットゼロ達成を目指しています。電力使用量削減目標は2008年度からの5年目標および2013年度からの5年目標を達成し、2018年度からは新しい10年目標を設定しています。事務用紙使用量削減目標も、2009年度からの5年目標および2014年度からの5年目標を達成し、2019年度からは新しい5年目標を設定しています。グリーン購入比率向上は2009年度から継続して目標以上の比率を達成しています。

お客さまのニーズにお応えする特色ある保険商品・サービスの提供

T&Dフィナンシャル生命では、生命保険業を通じて、社会的課題の解決に貢献するため、金融機関や来店型保険ショップを通じ、以下のようなお客さまのニーズにお応えする特色ある保険商品・サービスを提供しています。

・「投資信託」と「生命保険」の融合により、人生100年時代の自助努力による資産形成をサポートする商品。(「ハイブリッドシリーズ」)

・少子高齢化社会に対応する商品として、死亡保障と老後生活資金の準備を可能とした資産形成型商品や、生前贈与による世代間の資産移転ニーズに応える保障性商品。(「生涯プレミアムシリーズ」、「家族をつなぐ終身保険」)

・「人生100年時代」の到来に向けた商品として、ますます長くなるセカンドライフに対応する資産形成型商品や相続ニーズに対応する商品。(「長寿プレミアム2」、「みんなにやさしい終身保険」)

・健康増進の支援につながる商品として、非喫煙と健康体の保険料割引を用いながら低廉な保険料を実現した保障性商品。(「家計にやさしい収入保障」、「家計にやさしい終身医療」)

・介護や認知症に備える商品として、公的介護保険制度の「要介護1以上」に認定、または「認知症」
と診断確定された場合に介護認知症保障額が受け取ることができる資産形成型商品。(「ファイブテン・ワールド2/介護認知症保障プラン」)

・介護や認知症による「経済的な負担」を支える商品として、被保険者が公的介護保険制度の「要介護1」以上に認定または「所定の認知症」と診断確定された際に、解約払戻金を原資として死亡保障に代えて介護年金を生涯にわたって受け取ることができる特約。(「介護認知症年金支払移行特約」)

・要介護状態や認知症になり意思表示等が困難な場合、本人が預金の引き出し等を行なうことができない場合もありますが、指定代理請求人が年金または年金の一括受取を請求することもできますので、資産の凍結にも備えることができます。(「指定代理請求特約」)

・スマートフォンやパソコンから、24時間365日医師に相談可能なサービス等の医療サポートサービスを包括的に提供。(「M3 Patient Support Program」)

・ケアマネジャーの紹介や認知症予防ツールの提供等、個々の事情に応じた最適な介護・認知症サポートサービスを提供。(「介護コンシェル」)

【特徴】
T&Dフィナンシャル生命では、「T&D保険グループCSR憲章」に基づき、生命保険業を通じて、社会的課題の解決に貢献する取組みとして、お客さまのニーズにあった「より良い商品・サービスの提供」に努めています。

ご高齢のお客さまおよび障がいのあるお客さまへの対応

T&Dフィナンシャル生命では、ご高齢のお客さまおよび障がいのあるお客さま向けのサービスの更なる向上に向け、「高齢者および障がい者向け等のサービス向上ワーキンググループ」を設置し、様々な取り組みを検討、推進しています。

<主な取り組み>
1.ご請求漏れの防止
・当社はこれまで、お送りする各種お手続きのご案内が届かなかった場合や災害時等でご契約者さまとの連絡が困難となった場合でも、ご契約者さまに速やかなご連絡ができるようにする「第二連絡先」制度をご案内していました。2021年4月から「ご家族登録制度」を開始し、事前にご家族を登録いただくことで、登録家族による「契約内容の照会」「請求書類の取り寄せ」「一部請求手続きの代理請求」が可能となりました。

・また、90歳以上のお客さまで一定年齢を迎えた方を対象に、ご連絡先の変更やご請求漏れがないか等をご確認させていただく「契約点検制度」を実施しています。

・お客さまの身体上の理由により、各種ご請求をいただく際の請求書類に自署・記入・捺印が難しい場合、お客さまがご指定される署名代行者が、お客さまに代わって、請求書類へのご署名や、ご記入等を代行できる「署名代行」手続きを取扱っています。「署名代行」手続きについては、当社職員による「署名代行」を可能とするなど、お客さまの利便性の向上を図っています。

・保険金や給付金の請求に必要な診断書をお客さまが手続きされる際、お客さまの健康上の理由等により、医療機関を訪問することができない場合でも確実にご請求いただけるよう、当社がお客さまに代わって診断書を取得するサービスを実施しています。

・保険金・給付金専用フリーダイヤルを設置し、保険金・給付金ガイドブック、ホームページ、募集資料、販売ガイドブックに掲載しています。また、ホームページには保険金・給付金関連情報の拡充として「保険金・給付金ご請求ガイド」を掲載しています。

2.正確でわかりやすい情報提供
・お客さまにおすすめする商品の内容・仕組みを正しくご理解いただくために、重要な事項が分かりやすく伝わるよう、募集資料の作成にあたっては、以下のような工夫を行いました。
・ご高齢のお客さまに配慮し、文字数を減らし空間を設けるなど、レイアウトを工夫し見やすさを確保しました。
・色弱者にやさしいユニバーサルカラーデザインに加え、文字色と背景色のコントラストに留意しました。また、見やすく読み間違いにくいユニバーサルデザインフォントを採用しました。
・グラフや表等のレイアウトを⾒やすく⼯夫したほか、⾒やすさや理解しやすさの観点から、⽂字数の削減を図り、見やすい行間を確保しました。

・これらの取組みにより、「生涯プレミアムワールド5」、「生涯プレミアムジャパン5」のパンフレットにおいてUCDA認証「見やすいデザイン」を取得しています。

3.各種お手続きの簡略化
・満期保険金・年金・介護年金などの請求や、推定相続人による代理請求、指定代理請求人による請求等において、必要な書類の簡略化を行っています。また、各種取扱い基準の緩和にも継続的に取り組んでいます。

4.「T&Dフィナンシャル生命手話リレーサービス」の導入
耳の聞こえないお客さまや聞こえにくいお客さま、発話が困難なお客さまからの商品についてのご質問や、各種手続き(給付金等の請求など)のお問い合わせについて、手話通訳オペレータがビデオ通話(Skype、FaceTime)を通じて手話や筆談により受け付け、その内容を当社お客様サービスセンターにリアルタイムで音声通訳するサービスを導入しました。

【特徴】
T&Dフィナンシャル生命では、ご高齢のお客さま、障がいのあるお客さまに安心してサービスをご利用いただくため、一層のサービス向上に取り組んでいます。

ソーシャルボンドへの投資

T&Dフィナンシャル生命は、新型コロナウイルスの影響を受けた国を含む開発途上国において、必要なサービスを受けられない人々を受益者とするソーシャルボンド(社会貢献債)に投資しました。

【特徴】
T&Dフィナンシャル生命は、環境・社会・企業統治の課題を考慮する「ESG投資」を通じて、持続可能な社会の形成に一層貢献できるよう、努めてまいります。

「T&D保険グループESG投資方針」の制定

当社グループは、グループ経営理念に基づき、当社グループのESG投資に対する姿勢を表明するT&D保険グループESG投資方針」を2021年4月1日付で制定しました。
機関投資家でもある当社グループにとって、投資を通じて持続可能な社会の実現に貢献することは、最も基本的な役割の一つと考えています。当社グループは、機関投資家の投資行動が持続可能な世界の実現の取組みに及ぼす影響を重視し、環境・社会・企業統治に配慮した投資を行うことで、長期安定的な収益の確保と持続可能な社会の実現に貢献し、社会とともに持続的に成長することを目指しています。

【当社グループのESG投融資事例】
・環境問題の解決に貢献する「グリーンボンド」への投資
「スマートエネルギー都市づくり」「気候変動の影響への適応」の施策や、CO2削減等の環境改善効果が期待される都市鉄道利便増進事業に取り組む自治体や独立行政法人の事業を資金面で支援する、グリーンボンドへの投資を実施しています。

・人々の健康増進に寄与する事業を応援するファンドへの投資
「健康寿命の延伸」という社会的課題に応えることを目的に、医薬品、ヘルスケア、スポーツクラブ、健康食品等の事業を行う国内上場企業株式を対象とする「元気健康応援ファンド」および「日本健康社会応援ファンド」に投資を実施しています。