座長からのメッセージ
保険会社は、機関投資家としての側面だけでなく、様々なリスクを引き受ける「リスクテイカー」という特徴的な役割をもつ社会的存在です。SDGsが目指すインクルーシブで人間中心の持続可能な社会の実現にあたっては、企業の活動や人々の日常生活におけるリスクに対してソリューションを提供する保険の役割が欠かせないとの認識のもと、事業活動を展開しております。
本ワーキングでは、業界に対するステークホルダーの期待や要請をしっかりと受け止めて、商品・サービス開発や保険引受や投融資などの業務プロセスのさらなる向上に役立てていくことを目指していきます。これまでも「気候変動」、「自然関連財務情報開示(TNFD)」や「高齢化社会」などの社会課題をテーマとして取り上げ、署名各社の事業活動を検討するうえで参考となる情報を提供してきました。
今後も、グローバル・ローカルの様々な社会課題に対して、保険業界の持つ機能・役割を活かすことができるよう、多様なセクターとの連携や情報発信を意識しながら、活動を続けてまいります。
保険業務ワーキンググループ座長
損害保険ジャパン 株式会社 カルチャー変革推進部サステナビリティ推進グループ リーダー 加藤 拓
(2024年5月22日更新)
2024年度活動方針
・原則および保険業務ガイドラインの改定を踏まえ、同WG所属機関の取組を活性化する。
・保険引き受け等、生命保険、損害保険におけるリスクの担い手としての側面を踏まえ、ESG金融大国となるためのアクションリストの2030年までの中期アクションも意識し、保険業界が取引先へ今後どのように取り組んでいくべきか、議論を行う。
・運用WG、地域支援WGとの共催セミナーを実施。
・ESG金融大国となるためのアクションリスト(中期アクションリストを抜粋)。
・気候変動等の物理的な環境リスクの分散に資する保険商品の開発・提供。
・物理的リスクデータを利用した気候変動適応ビジネスの展開等。
ワーキンググループ活動情報
2024年度
2024年8月2日 | 『ビジネスと人権』入門セミナー |
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2025年1月21日 | 南海トラフ地震臨時情報を契機に改めて考える大規模災害に向けた地域の防災・減災 |
2023年度
2023年10月3日 | 金融機関によるネイチャーポジティブ経済実現に向けた取組 ~TNFD最終開示提言(v1.0)への対応を中心に~ |
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2024年2月22日 | 事例とともに考える、地域のステークホルダーとの共創 |
2025年1月21日 | 南海トラフ地震臨時情報を契機に改めて考える大規模災害に向けた地域の防災・減災 |
2022年度
2022年10月20日 | オンラインミーティング 「業務別ガイドライン改定議論」 |
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2023年3月14日 | 保険WG・運用WG共催セミナー 「金融機関のための生物多様性入門」 |
2021年度
2021年度第1回/2021年7月1日 | オンラインセミナー 「TCFDの最新動向」 |
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2021年度第2回/2022年3月28日 | オンラインセミナー 「災害現場から学ぶ地域のレジリエンス~金融機関に求められる役割~」 |
2020年度
2020年度第1回/2020年9月18日 | オンラインセミナー「コロナ禍を踏まえた今後のESG取組の強化」 |
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2019年度(令和元年度)
2019年度第1回/2019年10月25日 | セミナー「気候変動と保険業界」 |
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2018年度(平成30年度)
2018年度(平成30年度)第1回 | 勉強会「気候変動と保険業界~日本の保険業界はどう対応すべきか~」 |
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2018年度(平成30年度)第2回 | サステナブル・インベストメント・フォーラム ESG&グリーンボンド―持続可能な将来へのビジネス変革 |
2017年度(平成29年度)
2016年度(平成28年度)
2016年度(平成28年度)第1回 | 金融安定理事会(FSB)の気候変動リスクに対する問題意識と情報開示の新たな潮流の萌芽 |
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2016年度(平成28年度)第2回 | FSB気候変動関連財務情報開示の提言と日本企業に求められる対応 |
2015年度(平成27年度)
2015年度(平成27年度)第1回 | 持続可能な地域社会の形成と高齢化社会への対応における金融機関の果たす役割とは(持続可能な地域支援WGと合同で「21世紀金融行動原則シンポジウム」として開催) |
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2015年度(平成27年度)第2回 | COP21の成果と気候変動政策の動向/気候変動リスクに対し保険業界が果たせる役割~適応・防災から資産運用まで~ |
2014年度(平成26年度)
2014年度(平成26年度)第1回 | 気候変動レジリエンスについて~適応策の動向と展開/国連環境計画 金融イニシアティブ「持続可能な保険原則」におけるグローバル レジリエンス プロジェクト |
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2014年度(平成26年度)第2回 | 「少子化対策」「健康」おける金融機関の取組 |
2013年度(平成25年度)
2013年度(平成25年度)第1回 | レジリエンスを保証する:安全で持続可能な成長を組み込むための、三原色(資本、科学、政策)の再構築 |
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2013年度(平成25年度)第2回 | AXAにおけるコーポレートレスポンシビリティ/金融機関のCSRレポーティングの最新動向 |
2012年度(平成24年度)
2012年度(平成24年度)第1回 | 保険と持続可能性について |
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2012年度(平成24年度)第2回 | 企業と生物多様性 |