あましんグリーンプレミアム
─尼崎信用金庫─
「あましんグリーンプレミアム」は、営業エリア内の法人・個人・団体を対象に環境改善に寄与する技術や製品・工法・取組みやアイデアにスポットをあて、当金庫独自の表彰を行い積極的に発信していくことを通して、環境文化の創造に繋げて行くことを願い平成23年に創設し、今年度で第6回目の実施となりました。
当金庫は、今後も地域金融機関として商品・サービスの提供や地域貢献活動を通じて、地域の環境保全にも主体的な役割を担ってまいります。
過去の応募件数と受賞者数
応 募 総 数 |
環境事業部門 |
環境活動部門 |
環境アイデア部門 |
受賞者数 |
|
第1回(H23年度) |
116 |
79 |
26 |
11 |
7 |
第2回(H24年度) |
114 |
74 |
29 |
16 |
6 |
第3回(H25年度) |
113 |
57 |
37 |
19 |
6 |
第4回(H26年度) |
133 |
67 |
41 |
25 |
4 |
第5回(H27年度) |
107 |
68 |
30 |
9 |
4 |
第6回(H28年度) |
143 |
78 |
51 |
14 |
5 |
これまでに、延べ726件の応募を受付、32件の取組事例を表彰してきました。 毎年実施している授賞式では歴代受賞者の方々にもご出席を賜り、さらなる事業展開や活動規模の拡大 などが図れる交流の場を提供しております。
部門・表彰内容
- 環境事業部門(事業者を対象) 自社で開発した技術や製品・工法などにより環境改善に 大きく寄与する一定の効果をあげている事業者を表彰
- 環境活動部門(法個人、団体を対象) 法人、団体、個人において組織として(個人の場合は個 人として)環境問題を意識した活動等を通じて、一定以上の効果をあげている先を表彰
- 環境アイデア部門 地域住民から幅広く、環境問題改善に向けたアイデアを募集し、低コストかつ迅速に実現可能であり効果的なアイデアを表彰 今後も当金庫は「あましんグリーンプレミアム」を通じて、環境をテーマとした模範的な事業や活動にスポットライトを当て続け、環境意識の醸成への旗振り役としての立場を担い、地域発の事業や活動を応援し続けていきたいと考えております。
選定理由
- 近年、高齢化社会・人口減少の問題、また経済の再生という課題等がある中、特に地方経済の活性化が望まれており、地域金融機関が果たす地域経済への貢献が 期待されている。地方経済の活性化のためには、地域金融機関は既存のビジネス モデルに頼る以外に、地域の産・官・学と連携するなど、対話・交流の場を設け ることで新しいビジネスモデルを構築する等の取組が有効と考えられる。
- 同金庫の取組事例は、営業エリア内の法人・個人・団体を対象として、環境改善 に寄与する技術や製品・工法・取組やアイデアを表彰するものだが、平成23年に 開始されて以来、今年度で6回目を迎えている。のべ726件にものぼる応募を受付、すでに地域に根差した取組となっており、その継続性と実績が評価できる。
- また、企業、団体、学校など多種多様な取組を表彰するプラットフォームの構築 により、環境への取組の意識向上に繋がっている。本取組をきっかけに、地元企 業との事業が拡大したり、新しい経済活動へ発展するなど地域産業発展への貢献 も高く評価できる。
- 受賞事例には、同金庫が関わる財団の助成先やファンドの投資案件へと結びつい た事例、海外向け商品や技術へのサポートといった事例等がある。一方、受賞で きなかった団体ともタイアップして同金庫の植樹祭イベントを実施するなどの事例があり、同金庫による応募事例への金融面も含めたサポートが、地方創生に繋がる経済発展と環境配慮の同時達成に、本表彰制度が貢献していると判断できる。
- 同金庫による”地域発”の事業や活動を応援するという方針は、地域金融機関に求められる役割であると言え、他の地域金融機関にとっても大いに参考となり得る取組である。
- 以上の理由に加え、我が国における環境金融の普及・促進につながる好事例とな ることに期待を込めて、本事例を第5回グッドプラクティス最優良取組事例に選定した。
最優良取組事例選定委員会委員
- 委員長UNEP FI特別顧問 末吉 竹二郎 氏
- 委員慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授 小林 光 氏
- 委員高崎経済大学経済学部教授 水口 剛 氏
- 委員環境省総合環境政策局環境経済課長 奥山 祐矢 氏