CSR に関する情報開示とお客様懇談会の開催

CSR に関する情報開示とお客様懇談会の開催

当社では、生命保険事業を通じて社会に貢献し、社会の成長とともに成長を続ける企業となることが最も大きな社会的責務と考え、ディスクロージャー資料やホームページでCSR活動を開示しています。また、「太陽生命お客様懇談会」を開催し、お客様に当社や生命保険に対する理解を深めていただき、ご意見・ご要望をお伺いしています。その際にディスクロージャー誌を説明資料として活用しています。

【特徴】
2019年度は、1,163名のお客様に参加いただき、社業全般にわたるご意見・ご要望をいただきました。ディスクロージャー資料やホームページでは、生命保険業を通じたお客様との関わり、従業員のはたらきがいを向上させる取組み、資産運用を通じた社会への貢献、スポーツを通じた社会貢献活動、環境保護への貢献等のCSR活動を記載しています。

「節電取組み」、「ライトダウン」の実施

省資源、省エネルギーを通じて地球環境の保護に貢献するという当社の社会的使命をはたしていくために、「節電取組み」を継続していくことが重要と考えました。デマンド監視システムによる使用電力上限目標を定め、「節電取組み」を実施しています。
また、夏至・冬至を中心とした期間に退館の目標時間を設定し電気を消そうという「ライトダウン」の運動を毎年実施(2019年度は夏期7月12日、冬期12月20日)しており、環境・省エネへの意識付けや早帰りの運動として定着しています。

【特徴】
当社では、改正省エネ法で求められているエネルギー使用量削減目標の達成に向けて全社で取り組んでいます。

Insurhealth®:インシュアヘルスの提供

当社は、2016年度以降「健康応援企業」への変革を会社のビジョンとして定め、保険本来の機能(Insurance)に、健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせ、お客さまが健康になることを応援する健康応援企業として、従来にない新たな価値「保険+健康(Insurhealth®)」を提供してまいります。

【特徴】
・Insurhealth®商品や健康応援サービスやアプリを開発・提供します。

・海外の企業とも提携を行うことで最先端のデジタル技術を積極的に活用し、世界で最進・最優のサービスをお客さまに提供してまいります。

全社員就業時間内禁煙の導入・新卒採用募集対象:非喫煙者のみ

当社は、禁煙取組みに注力しており2016年度より段階的な施策を行ってきました。
当社はお客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を目指しています。そのために、まず、社員一人ひとりとその家族の健康維持・増進が不可欠であるとの考えのもと「健康経営」を実践しており、禁煙の取組みを推進しています。
また、2019年『禁煙推進企業コンソーシアム』へ参加し、社会への情報発信も積極的に取組んでいます。

【参考】健康経営の取組み
https://www.himawari-life.co.jp/company/kenko/

「従業員」「お客様」「社会」のすべてを元気にする取組み「太陽の元気プロジェクト」

当社は、本格的な超高齢社会、「人生100歳時代」の到来に向け、「健康寿命の延伸」すなわち“元気に長生きする”という社会的課題にこたえるため、2016年6月より、「従業員」「お客様」「社会」のすべてを元気にする取組み、「太陽の元気プロジェクト」を推進しています。本プロジェクトの主な取組みは、以下のとおりです。

従業員を“元気”にする取組み
・従業員の健康増進を図り、一人ひとりがいきいきと働くことができる元気な職場を作ります。
・元気な職場で生まれる活発なコミュニケーションによって、新商品や新サービス等の新たな価値を創造します。

【最長70歳まで働ける雇用制度の導入】
「お客様」や「社会」を元気にするためには、「従業員」が高い意欲を持って長く元気に働ける環境を構築することが欠かせません。2017年4月、業界に先がけて65歳定年制度および最長70歳まで働ける継続雇用制度を導入しました。

【人事制度の刷新】
2020年4月に、65歳定年制度を確実に運用し、これまで以上に若手からシニアまで、年齢に関わらず能力を発揮し、管理職として活躍できる環境を構築するため、評価基準をより明確に刷新するとともに、より成果に応じた処遇を実現する人事制度を導入しました。

【両立支援制度の充実】
介護や傷病と仕事との両立支援について、従来の「介護や治療に専念して休む」制度に加え、2020年4月より、介護や治療をしながら働き続けることのできる「週3日・週4日勤務」という新たな勤務制度を導入しました。また、男性従業員の育児と仕事とのさらなる両立支援を図るために、男性育児休業について原則1ヵ月以上の休暇を取得する運用としています。

【クアオルト健康ウオーキングを活用した従業員の健康づくり】
疾病予防・健康増進に効果のある「クアオルト健康ウオーキング」を活用した従業員の健康づくりを推進しています。宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)プログラムを定期的に実施するなど、健康に対する意識を高める機会を設けています。

お客様の“元気”をサポートする取組み
・お客様の健康寿命の延伸をサポートするサービスを提供します。
・お客様の元気をサポートするために、従業員のサービス力を高めます。

【「感染症プラス入院一時金保険」の発売】
「ウィズコロナの時代に、どこの会社よりも早く、新型コロナウイルス感染症を手厚く保障する生命保険の提供を通じて、お客様にご安心をお届けし、元気、長生きをサポートしたい」という想いをもって開発した商品「感染症プラス入院一時金保険」を2020年9月1日に発売しました。
新型コロナウイルス感染症を含む所定の感染症等で入院された場合、業界最高水準である最高40万円(*1)を日帰り入院でも一時金をお受け取りいただけます(*2)。

(*1)「入院一時金保険」と「感染症プラス入院一時金保険」をそれぞれ入院一時金額20 万円で同時に付加した場合です(主契約による入院時の一時金保障について、一般社団法人生命保険協会加盟 42 社において、当社で調べたものです(2020 年3 月時点))
(*2)「感染症プラス入院一時金保険」の災害入院一時金は責任開始日から10 日以内に発病した所定の感染症は保障の対象になりません。

【「スマ保険」の提供】
2019年10月よりインターネットで保険申込みできる「スマ保険」を開始しています。「スマ保険」では、お客様の自由な時間と場所でできるインターネットによる保険の見積もりや申込みと、当社が培ってきた「人」による丁寧なサービスを融合することで、アフターフォローの充実したインターネット完結型保険という、今までにない新たな保険の提供を行っています。

【「認知症予防サービス」の提供】
簡単な血液検査でMCI(軽度認知障害)のリスクを判定する「MCIスクリーニング検査」や疾病予防・健康増進に効果のある「クアオルト健康ウオーキング」の体験ツアー等の認知症予防サービスをお客様にご案内しています。

【お客様対応力の向上】
2016年度より、シニアのお客様や障がいをお持ちのお客様への対応力を高めていくために、本社および全国の支社において、認知症サポーター養成講座やユニバーサルマナー検定の受講を実施しています。2018年度からは、全国キャラバン・メイト連絡協議会と連携し、「認知症サポーター養成講座」の講師役となる「企業内キャラバン・メイト」の育成・登録を行っています。

【マイページを活用したサービスの拡充】
お客様専用インターネットサービス「太陽生命マイページ」において、2019年7月に家族登録サービスの受付を開始、また、同年10月に総合通知「ひまわり通信」の電子化を開始、さらには、2020年3月に給付金請求手続きの取扱いを開始するなど、お客様の利便性向上を図っています。

社会の“元気”に貢献する取組み
・当社が保有するデータの活用によって、医療の進歩に貢献します。
・「元気・健康」に取り組んでいる企業・団体等を応援します。

【株式会社太陽生命少子高齢社会研究所の設立】
2020年4月に、「健康寿命の延伸」という社会的課題の解決への取組みを一層強化すべく、「株式会社太陽生命少子高齢社会研究所」(以下「研究所」)を設立しました。研究所では、主に「疾病の予防・早期発見・早期治療」の観点から、学術機関等とビッグデータを活用した共同研究を行い、その成果を広く公表することで社会貢献を図ります。当社は、その共同研究の成果等を保険商品・サービスへ展開するなど、よりお客様の元気・長生きに役立つ商品・サービスの開発につなげていきます。

【三大疾病等の共同研究に向けた業務提携】
2019年9月に、味の素株式会社、株式会社エスアールエル、株式会社セルメスタとの三大疾病予防に関する業務提携を行いました。予防視点の新たな検査と保険商品の一体開発等、予防に資する新たなソリューションサービスの開発に向けた共同研究を実施していきます。

【全国各地での「認知症セミナー」への協賛】
2016年度より、全国各地で開催されたテレビ局や新聞社が主催する認知症セミナーに協賛しています。同セミナーでは、認知症専門医による基調講演や認知症に携わるさまざまな立場の方々が参加するパネルディスカッションや健康をテーマにした落語、かかりつけ医の先生を対象とした認知症予防セミナーなどを実施しました。また、2019年度は同セミナー内で認知症サポーター養成講座を開催し、認知症サポーターを認定しました。

【「日本医師会 赤ひげ大賞」協賛を通じた地域医療への貢献】
2017年度より、「日本医師会 赤ひげ大賞」に特別協賛しています。全国の都道府県医師会が推薦する「地域住民の健康を支えている医師」、「離島や過疎地域での活動など地域の現場医療に貢献した医師」を表彰するものです。また、日本医師会の「救急カード」を28万部製作し、救急医療に関する啓蒙活動に貢献しました。さらに社内でも、救急の日(9月9日)に、全社に救急カードを配付し、救急講習を行いました。

【「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード」の実施】
2016年度より、疾病予防・健康増進に効果のある「クアオルト健康ウオーキング」を全国に普及させることを目的として、「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード」を実施しています。地域住民の健康寿命の延伸に向け、「クアオルト健康ウオーキング」の導入を目指す自治体を公募し、受賞自治体におけるウオーキングコース整備・専門ガイド育成を支援するものです。
また、2020年2月に岐阜県岐阜市と「健康づくりに関する連携協定書」を締結し、同市の取組みと連携することで、地域社会の健康づくりに貢献していきます。また2016年には、山形県上山市との「上山型温泉クアオルト(健康保養地)活用包括的連携に関する協定書」を締結しています。

【スポーツ協賛を通じた青少年の育成、女性応援】
アイスホッケーやラグビーを通じた青少年の育成と各スポーツの普及を目的に「太陽生命U9ジャパンカップ」「アイスホッケー教室」「太陽生命カップ全国中学生ラグビーフットボール大会」「全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会」に協賛しています。また、スポーツを通じがんばる女性を応援することを目的に、アイスホッケー女子日本代表、ラグビー女子日本代表へ協賛しています。

*「太陽の元気プロジェクト」の取り組みの詳細については、以下をご覧ください。
https://www.taiyo-seimei.co.jp/summary/genki/index.html

【特徴】
・「人生100 歳時代」の到来に向け、「健康寿命の延伸」という社会的課題にこたえるため、社会のニーズに合った商品・サービスの提供や、健康増進に取り組む企業・地域等の支援、従業員の健康増進や職場環境の改善等について「元気プロジェクト」を通じて取り組んでいます。
・こうした取り組みが評価され、4年連続で健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されました。

ペーパーレス化の推進

当社では、これまで最新のIT技術の活用や、業務改革プロジェクトを通じ、お客様の利便性の向上や業務の効率化に向け、ペーパーレス化を推進してきました。

<ペーパーレスの推進についての主な取組み>
・お客様対応や対外的に必要な帳票を除き、原則全ての帳票について廃止または電子化を行うことで、CO2削減効果を実現し、環境負荷の軽減に努めています。

・環境負荷の軽減に加え、お客様に迅速な保障開始やお支払いを実施するため、新たな携帯端末を使い、業界初となる「提案から領収までのペーパーレス化」や「給付請求手続きのペーパーレス化」を実現しております。

・森林資源の還元と緑化保全を目的に、栃木県那須塩原市と滋賀県高島市に「太陽生命の森林」設置し、循環型社会の貢献に尽力しています。

【特徴】
・当社は、最先端のIT技術等を活用したペーパーレス化を推進し、環境負荷軽減、業界最高水準の業務効率化、お客様の利便性向上を同時に実現しています。また、使用した資源を森林へ還元し、循環型社会の貢献に尽力しています。

地域・社会への参加

2019年度、当社は、「地域・社会への参加」として、以下の取組みを通じて、地域の方々との交流や地域振興等に取り組んでいます。

・全国一斉の清掃活動「全国一斉クリーンキャンペーン」の実施
・被災地支援(被災地物産展の開催等) 等

【特徴】
従業員自らが地域・社会に根差した活動に参加し、地域・社会の健全な発展につながる取組みを推進しています。

地域貢献活動と地球環境の保護の取組み

当社は、健康・医療面での地域貢献活動および社会福祉への取組みとして、献血活動や太陽生命厚生財団を通じた在宅高齢者、在宅障がい者の福祉に関する事業、高齢者保健・医療、生活習慣病または高齢者福祉等に関する調査・研究への助成を行っています。
また、地球環境の保護の取組みとして、「太陽生命の森林」「太陽生命くつきの森林」での森林保全・育林活動を行っています。

【特徴】
従業員自らが地域・社会に根差した活動に参加し、地域・社会の健全な発展につながる取組みを行っています。

従業員の働きやすい職場環境の整備

アニバーサリー休暇や看護休暇、介護休暇等の休暇制度や時差出勤・テレワーク等の仕組みを整備することで従業員が働きやすい職場環境の整備に取り組んでいる。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い全社的なテレワークを実施している。

環境・社会・企業統治(ESG)を考慮した資産運用の推進

当社では、機関投資家として社会的責任をより一層果たしていくためには、投融資活動を通じて社会や環境により良い影響を及ぼし、持続可能な社会の実現に貢献していくことが不可欠であると考えています。
こうした考えのもと、2007年3月に国連が支援する「責任投資原則(PRI)」に、日本の生命保険会社として初めて署名したほか、2011年11月には「21世紀金融行動原則」に署名するなど、環境・社会・企業統治(ESG)の課題を考慮した資産運用の推進を通じて、持続可能な社会の形成に貢献しています。

<主な取組み>
PRIの考え方を資産運用の基本姿勢に反映
太陽生命では資産運用を行うにあたって、ESGの課題を考慮することを基本姿勢の一つとしており、資産運用の規程にも明記しています。

太陽生命のESG投融資基準
太陽生命では、ESGの課題を考慮した資産運用を推進するため、「ESG投融資基準」を定めています。同基準に基づく主なESG投融資手法は以下のとおりです。

【ESGテーマ投資】
環境・社会・企業統治の課題を考慮し、持続的な社会の実現に貢献できるテーマを持った資産等への投融資に取り組んでいます。

≪主なESGテーマ投資≫
再生可能エネルギー関連のファンドへの出資
近年、地球温暖化、環境保護、エネルギー・資源の枯渇への対応を目的として、太陽光・水力・風力・地熱などの再生可能エネルギーの導入促進の関心が高まっています。こうした関心の高まりを踏まえ、地球環境保護や省エネルギーに貢献できる大規模な風力発電事業や太陽光発電事業(メガソーラ事業)を投資対象としたファンド等に投資を行っています。

グリーンボンドへの投資
地球温暖化など世界的な環境問題に対して、再生可能エネルギー発電事業やエネルギー効率化事業等への資金供給を目的とする国際金融機関等が発行する気候変動ボンド(グリーンボンド)への投資を行っています。

グリーン・ローンの実施
ESGにおいて優れた水準を持つ企業の他、再生エネルギーの促進、エコ効率技術の開発、環境負荷の制御、生物多様性の保全等の取組みを応援することを目的とした融資に取り組んでいます。

持続可能な社会の実現に貢献できる投資
ESGの課題を十分に考慮した資産運用を推進する一環で、開発途上国の教育・雇用支援等に貢献できる債券など、持続可能な社会の実現に貢献できる投資にも取り組んでいます。

【ESGインテグレーション】
株式や債券等の有価証券、不動産および貸付等の投融資の際に、投融資先企業の財務情報に加え、ESG等の非財務情報に関する企業評価を取り入れることで、長期的な投資成果の向上とともに、PRIに基づく使命を果たすよう努めています。

【ネガティブスクリーニング】
太陽生命では、お客さまからお預かりした保険料について、収益性や流動性とともに、社会性・公共性の観点にも配慮した運用を行っており、反社会的行為に関与していると判断される場合や、非人道的兵器*等への関与が確認された場合などには、投融資を原則禁止としています。また、石炭火力発電事業への新規投融資を原則禁止とするほか、取引先や投融資先でESGに関わる不祥事が発生した場合や、ESGの課題等に重大な問題がある場合には、必要に応じて、直接コミュニケーションを取るなど状況を把握したうえで、 当該基準に基づき投融資の可否を検討します。
* 非人道的な効果を有する特定通常兵器の使用禁止・制限に関する国際条約で使用を全面禁止する兵器のうち、日本政府が批准するもの。

議決権行使基準にPRIの考え方を盛り込む
社会性・公共性やお客さま・株主等のステークホルダーの皆様への受託者責任を踏まえた議決権行使に加え、よりESGの視点を考慮した議決権行使を実施しています。その過程で、社内での意思決定プロセスや経営への報告体制を整備するとともに、議決権行使の状況を当社のホームページに開示しています。

ESGの課題の適正な開示
当社は、日常的に投資先企業と建設的な「目的を持った対話」(エンゲージメント)を実施することに努めています。その中で、持続的な社会の実現に貢献する観点からも、当社のESG課題への対応について理解促進を図るとともに、当該企業におけるESGの課題への対応についても確認を行いつつ適正な開示を求めています。

ホームページ等でPRIの活動状況を報告
PRI署名の経緯をはじめ、PRIへの取り組み内容を当社のホームページやディスクロージャー資料等に掲載し、社内外に開示しています。

PRIについて社内で理解促進
PRIの考え方を踏まえた資産運用を実践するため、各種研修・セミナーやe-ラーニング等を実施し、PRIの考え方や世界的な動向等について積極的に学んでいます。

*太陽生命の環境・社会・企業統治等を考慮した資産運用の詳細は、以下をご覧ください。
http://www.taiyo-seimei.co.jp/company/activity/pri/pri_activity.html

【特徴】
日本の生命保険会社として初めて責任投資原則(PRI)に署名するなど、環境・社会・企業統治の課題も考慮した資産運用の推進を通じて、持続可能な社会の形成に貢献しています。

環境認証の取得・補助金を活用した環境対応工事の実施

投資法人みらいの保有物件に対する環境認証の取得を推進しており、保有物件全体の環境認証取得率向上を目指している。また、環境対応工事に対する支援制度を積極的に利用しており、補助金を活用した改修工事等を進めている。

(環境認証の取得物件)
・品川シーサイトパークタワー(オフィス)
・新宿イーストサイドスクエア(オフィス)
・六甲アイランドディストリビューションセンター(インダストリアル不動産)

(環境対応工事の事例)
・空調台数制御装置の効率化改修工事(利用制度:二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)
・空調設備ベアリング等及びインバータ交換工事(利用制度:電力需要の低減に資する設備投資支援事業費補助金)
・バックヤード照明LED化工事(利用制度:電力需要の低減に資する設備投資支援事業費補助金)
・エアハンドリングユニット更新工事(利用制度:二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)

投資法人本位の業務運営に関する方針の策定・開示

2017年3月に金融庁より公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択し、当社の顧客である投資法人みらいの投資主に向けた「投資法人本位の業務運営に関する方針」を策定している。同方針は当社のウェブサイトに掲載している他、投資法人みらいの決算発表等のタイミングにおいて同方針に基づく活動実績を開示している。

ESGに関するセミナーの開催

ESG投資への関心の高まりを受け、機関投資家向けにESGをテーマとしたセミナーを開催しております。企業や大学の研究者を迎え、企業の取り組みやESGがどう経営に影響を及ぼすか、証券投資にどのようにかかわってくるのかなど、様々な観点から投資家にESGを深く理解いただけるよう取り組んでおります。

「エコ委員会」によるエネルギー使用量削減の取り組み

岡三証券では、社内に「エコ委員会」を設置し、エネルギー使用量の削減に取り組んでおります。 クールビズ・ウォームビズの実施に加え、各店舗・事業所の移転、リニューアルなどに合わせ、LED照明等への交換や省エネ型の空調機器・事務機器の導入を行い、毎月の電気使用量を社内イントラで公開し情報共有を図るとともに、環境に対する意識醸成に取り組んでおります。 【特徴】 取り組みの結果、全社の電力使用量は2010年度比で30.0%、床面積1m2当たりの電力使用量では35.0%削減されています。

統合レポートの発行

岡三証券グループでは2016年度より、財務情報に加えESG情報等の非財務情報をまとめた「統合レポート」を発行しています。グループが持続可能な成長に向けてどのように価値を創造し続けていくかについて理解を深めていただけるように、財務情報と非財務情報を交えて発信しております。 岡三証券グループ統合レポートURL: https://www.okasan.jp/ir/finance/integrated_report.html

投資法人みらいによる教育施設への投資の実施

当社が資産運用を受託する投資法人みらいは、看護師、理学療法士、鍼灸マッサージ師という幅広い形態の医療職を養成する教育施設(東京衛生学園専門学校)への投資を実施しており、投資運用業務を通じて医療従事者の確保という社会問題への一助となる取り組みを行っている。

地域社会との共生に向けた取り組み

イベントへの協賛や会場提供などを通じ地域コミュニティの振興を支援している。また、投資法人みらいの保有物件内に従業員向けの保育園を誘致するなど地域の人々が働きやすい・暮らしやすい環境の整備に努めている。

(2020年の事例)
・地域イベント等への会場提供(特殊詐欺被害防止キャンペーン、国連難民支援キャンペーン)
・新型コロナウイルスの影響下テナントへの支援イベント実施(飲食店応援プロジェクト)

(従前の事例)
・地域イベント等への会場提供(羽田空港機能強化に関する住民説明会、東京都環境局主催イベント、テロ対策訓練 等)
・地域イベントへの協賛(保有物件の夏祭りイベント、なら燈火会、ブラインドサッカーWGP 等)
・地域社会の環境整備に資するサービス提供(児童福祉法に基づく放課後等デイサービス、保有物件内への保育園設置 等)

WEBサイトにおけるESG関連取組み・マテリアリティとSDGs及びGRIスタンダード対照表の開示

GARが資産運用を受託するGORのウェブサイトを全面的にリニューアルしたタイミングで、ESG関連のページを充実させ、2019年度からは更に、マテリアリティとSDGsの関連性やGRIスタンダード対照表を掲載し、積極的な情報開示に取り組んでいます。
https://www.go-reit.co.jp/ja/esg/index.html
https://www.go-reit.co.jp/ja/esg/materiality.html
https://www.go-reit.co.jp/ja/esg/gristandard.html 【GRIスタンダード対照表】

グリーンローンによる資金調達の実施

GORは、ESGへ配慮した取組みの?環として、グリーンローンによる借入を実施。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施する「MUFG J-REIT向けESG評価supported by JCR」により、最?評価の「Sランク」を取得
https://www.go-reit.co.jp/ja/esg/greenfinance.html

自社運営デジタルドームシアターでの地域学習支援の実施

岡三証券グループでは、三重県津市にプラネタリウム施設「岡三デジタルドームシアター 神楽洞夢(かぐらどうむ)」を開設し、津市および近隣の小学生向けに学習指導要領に基づいた学習上映を無料で実施しています。 臨場感あふれる映像空間で宇宙を体験することで子どもたちの環境や科学への関心を高め、地域教育、地域振興に役立てるよう努めております。