当行は、地域社会の持続的な発展のためにリーダーシップを発揮して、社会的責任を果たし、地域社会と共生する企業となることを目指しております。また、東日本大震災からの地域社会・経済の一日も早い復興・再生に向け、全力で取り組んでおります。具体的には、地域への円滑な資金供給とお客さまのニーズに合わせた商品・サービスの提供を行っているほか、地域経済の活性化のために、企業活動のサポートや各種情報の提供を行っています。さらに、地域社会の一員として、地域の自然環境を保全し環境負荷の軽減を図るなど、環境問題への取組みを積極的に推進しているほか、地域社会との交流や文化活動の後援、社会福祉活動等、社会貢献活動に継続的に取り組んでおります。
地域貢献に関する考え方
森林保全活動の実施
・当行では、創業140周年記念事業の一環として、2018年9月に宮城県等と締結した「みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動」の協定に基づき、仙台市荒浜地区で役員と2018年度の新入行員がクロマツの苗木1,000本を植樹しました、植樹地は「七十七未来の森~FortheFuture~」と命名し、災害から地域を守る海岸防災林となるよう管理してまいります。・当行は「日本の森を守る地方銀行有志の会」のメンバーとして、美しい健全な自然を次世代に引き継いでいくための活動を行っており、2013年4月に仙台市で開催された「日本の森を守る東北サミット」では、クロマツの苗木750本を植樹し、5年間管理を行なった後、2018年3月に成長したクロマツを林野庁へ返還いたしました。
エコ住宅ローン、高知県産材住宅ローンの販売
エコ住宅ローン太陽光発電、電化住宅、省エネガス等の設備のある住宅の購入等に金利優遇を実施しています。高知県産材住宅ローン高知県産材を50%以上使用する住宅に対し貸出金利を優遇することにより高知県産材の普及に貢献しています。【特徴】全国1の森林率である高知県の特性を活かして、地域経済に貢献する取組みです。
NPOとの協働間伐
行員、家族、お客さまが参加し、NPOこうち森林救援隊と協働で「四銀絆の森」で間伐活動を行っています。
節電・省エネ・環境へ配慮した取組み
電気自動車やハイブリッド車等の低公害車を営業用車両として導入しています。また、太陽光発電設備の店舗への設置や、エアコンの温度管理やこまめな照明管理等の日常での節電の実践も行い、環境に配慮した省エネルギーへの取組みを実施しています。
ふるさと振興基金の設立
公益財団法人愛媛銀行ふるさと振興基金は、愛媛銀行の創立40周年を記念して、昭和58年に設立したものです。愛媛県内における産業経済の発展に寄与する産業活動又は文化活動に対して、顕彰事業および助成事業を継続して行うことにより、ふるさとの振興に寄与してまいります。
ひめぎんCSR倶楽部の設立
ひめぎんCSR倶楽部は、行員からの寄付等による「ひめぎん愛・愛ギフト」を主な財源として、環境・福祉・教育及び文化・スポーツへの助成を行うことを目的として設立したものです。これにより、地域社会の環境改善・福祉の向上、教育・文化・スポーツのレベルアップに寄与してまいります。
愛媛銀行環境方針の制定
当行は、CSRの重点課題と位置付けている環境保護活動の指針として、平成20年に「愛媛銀行環境方針」を制定しました。地域社会の一員として、行員一人ひとりが課題の重要性を認識し、森林整備や使用済み天ぷら油の回収等の環境保全につながる活動を展開することで、地球環境の保護に取組んでいます。
環境負荷の軽減に向けた取組み
・クールビズ・ウォームビズの実施温室効果ガス排出削減および節電対策の一環として、夏期にクールビズを、冬期にウォームビズを実施しております。夏期は室内温度を28℃、原則ノー上着・ノーネクタイの軽装とし、冬期は室内温度を20℃として暖かい服装で勤務するなど、地球温暖化防止への意識高揚にも貢献しております。・環境に配慮した営業車両の導入環境負荷の軽減を図るとともに、政府や宮城県が進める水素エネルギーの利活用を後押しするため、トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」を2017年8月に2台導入し、営業車両として利用しております。「MIRAI」は水素を空気中の酸素と化学反応させて自ら発電して走行する車両であり、走行中の二酸化炭素排出量がゼロであることから「究極のエコカー」と呼ばれています。なお、ガソリン等の使用による温室効果ガス排出の抑制を図るため、営業車両などの更新、追加の際は、全てハイブリット車等環境に配慮した車両を導入しております。
環境に配慮した店舗の設置
当行では、LED照明および省エネ型空調機を導入した「環境対応店舗」として、2017年度は相馬支店、将監支店、平支店、女川支店、および利府支店を新築・開店いたしました。また、省エネルギーへの取組みを強化するため、建替えを予定している店舗等を除いた全ての店舗およびキャッシュサービスコーナーを対象に、営業室やロビー等の照明を蛍光管からLEDへ切替えております。
ひめぎんふるさと観守り隊について
当行は、ふるさとの発展に役立つ銀行として、社会貢献に取り組むべく、「ひめぎんふるさと観守り隊」を平成24年8月8日に結成しました。犯罪や事故の未然防止を図るために、愛媛県内の支店長・渉外課長・渉外行員・年金アドバイザー等、外訪活動に従事する者が、外訪活動を通じて収集した情報(緊急情報・犯罪疑い情報・異変情報)を、行政機関に通報・情報提供・相談を行い、安全で安心なまちづくり活動に取り組んでいます。
愛媛銀行ecHoの森活動の実施
平成20年に愛媛県及び公益財団法人愛媛の森林基金と「企業の森林づくり活動協定」を締結し、「愛媛銀行ecHoの森」として定期的に下草刈りや間伐、森林教育などの森林づくり活動を実施しています。平成29年度は7月に、当行の新入行員約40名が参加しました。引き続き森林整備活動と環境教育に積極的に取り組んでまいります。
本店営業部に電気自動車を導入
本店営業部に電気自動車(日産リーフ)を営業用車両として導入しました。従来、当行の営業活動は、主にガソリン車やガソリンバイクにて行っておりましたが、電気自動車を導入するなどCO2排出量削減に努め、今後も環境保全への取組みを積極的に行ってまいります。
オフセット・クレジット(J-VER)の購入
当行は、平成23年7月、愛媛県内で初めて認証された久万広域森林組合のオフセット・クレジット(J-VER)を20t-CO2購入いたしました。J-VER制度は、平成20年11月に環境省が創設した制度であり、愛媛県のマッチングにより県内で第一号の購入となりました。また、平成25年11月には、西予市内の森林間伐によって創出されたJ-VER50t-CO2を購入しました。
愛媛県内で初のコンバートEV(改造電気自動車)の導入
当行は愛媛県が取り組む新産業創出のための電気自動車の研究開発に協力しています。その一環として、平成24年1月、愛媛県EV開発センターの技術指導を受けた民間会社が県内ではビジネスとして初めて製作したコンバートEV(改造電気自動車)を、当行の営業用車両として導入しました。当行は、電気自動車の開発・普及およびビジネス化を推進するため、愛媛県EV推進協会にも参画するなど、低炭素社会の実現に向けた取組みを支援しています。
オール電化等の環境へ配慮した住宅を対象とした住宅ローン金利優遇制度
オール電化や省エネルギー住宅等の環境へ配慮した住宅の建築資金については、住宅ローン金利を優遇する金利制度を提供しています。
災害等に備えた行内備蓄について
当行は、南海トラフ大地震等、今後予想される災害に備え、本部・全支店・関連会社において、食料・飲料水・携帯用トイレの備蓄をしました。飲料水は、株式会社ぞっこん四国(松山市)が製造販売するミネラルたっぷりの中硬水、トイレは愛媛県内の企業が製造した携帯用トイレ、食料は缶入り乾パンを備蓄し、大災害に備えます。同時に「ぞっこん水」と「携帯用トイレ」に関しては、県産品の販路拡大にも寄与しています。当行は、今後、行員あるいは、県下の企業へも大災害に備えた備蓄を呼びかけていきたいと考えております。
「電力マネジメントシステム」の導入について~四国内金融機関初、スマートクロック設置~
当行は、平成23年12月1日より本店および研修所において使用電力量の削減を図るため電力マネジメントシステムを導入しました。電力マネジメントシステムは、スマートクロックと呼ばれる省エネ機器を導入して電力の見える化を行うことにより省エネの取組みを実施するものです。スマートクロックは本店に3台、研修所に4台の、計7台設置して省エネ活動に役立てています。
松山市が発行する国内クレジットの購入について
当行は、低炭素社会の構築に向けた広範な取組みを行っており、平成24年3月、松山市が発行する国内クレジット(坊ちゃんクレジット、マドンナクレジット)を購入しました。坊ちゃんクレジットは太陽光発電由来のCO2削減効果を、またマドンナクレジットはボイラーの燃料を重油から天然ガスに転換したことによるCO2削減効果をクレジット化したものです。平成23、24年度の2ヵ年で認証された国内クレジットは295t-CO2であり、当行はこれらのクレジットの約4割(114t-CO2)を購入しました。
使用済み天ぷら油の回収について
当行は、環境への取組みの一環として、社宅・社員食堂及び愛媛県内の多くの店舗において、当行行員や地域の皆様を対象に使用済み天ぷら油を回収し、バイオディーゼル燃料へリサイクルする取組みに参加しています。使用済み天ぷら油の回収は、ごみの減量、石油使用量の削減、地球温暖化防止等環境保全に役立っています。