① 森林整備活動 ・地域の緑豊かな森を未来へつないでいくため、森林保全活動に取り組んでいます。2009年度より活動している新潟県東蒲原郡阿賀町の「だいしの森」に加え、2017年度より新潟県胎内市の荒井浜森林公園において植栽活動を行っています。2019年からは北越銀行と共同で「だいしほくえつの森づくり」として活動しています。 ② 不要小型家電回収 ・希少金属の有効活用による環境負荷軽減を目的として、不要小型家電の回収を行っています。 ③環境ボランティアへの参加 ・環境保護ボランティア活動(新潟県の絶滅危惧種である「トキ」「ヒメサユリ」「イバラトミヨ」等の保護ボランティア)について、2019年より北越銀行と共同で参加しています。 ④トキ保護活動への支援 ・国際保護鳥である新潟県の鳥「トキ」の保護育成活動を支援するための寄付金を新潟県に贈呈する活動について、2019年より北越銀行と共同で実施しています。 【特徴】 ①「だいしほくえつの森づくり」は、新潟県が実施する「森づくりサポート事業」を活用し取り組んでいます。 ② 回収した不要小型家電は、新潟県内の社会福祉施設に送られ、障がい者の終了支援の一環として、希少金属を取り出す作業に使用されています。
環境保全活動の実践
銀行業の特性を生かし、本来業務を通じてお客さまの支援とリレーションシップ向上に努め、地域社会の環...
八十二銀行は、「銀行本来業務による環境保全活動」への取組みとして、銀行業の特性を生かし、本来業務(融資、情報収集・提供、EB 等の機能サービス、ISO コンサルティング業務等)を通じてお客さま支援とリレーションシップ向上に努め、地域社会の環境改善に寄与する活動を展開しています。環境保全への取組みをご支援する主な商品として、環境配慮企業向け私募債(信州エコ・ボンド「山紫水明」)や、低公害車・環境配慮型住宅購入資金への金利割引、環境格付に応じた金利割引等を実施しています。2018年8月にエコカー減税対象車を購入されたお客さま向けの「マイカーローン(エコメリット)」を「マイカーローン(エコ型)」へ名称変更しました。合せて、マイカーローン(エコ型)初年度の平均残高の0.1%を行政・民間が連携し地球温暖化防止活動を推進する「長野県環境保全協会」へ当行が寄付する仕組みへリニューアルしました。寄付金は長野県内のCO2排出削減、地球温暖化防止に役立てられます。
また、環境配慮型金融商品・サービスを通じた二酸化炭素排出量削減寄与量を集計し、CSR報告書において開示しています。
統合報告書「八十二銀行の現況」内環境報告書p.43
「3つの柱1:銀行本来業務による環境保全活動」参照
地域社会の一員として、主体的に環境ボランティア、環境教育、啓蒙活動を実施し、地域の環境改善と意識...
八十二銀行は、地域社会の一員として、主体的に環境ボランティア、環境教育、啓蒙活動を実施し、地域の環境改善と意識向上を図っています。例えば、「地域貢献と環境教育の充実」への取組みとして、「生物多様性保全」への取組み、環境ボランティア活動の取組み、Kids’ ISO(キッズ・アイエスオー:子どものための環境教育プログラム)の実施、環境コミュニケーションなどを推進しています。
生物多様性保全に関しては、2011 年6 月に「生物多様性保全基本姿勢」を制定し公表しています。
統合報告書「八十二銀行の現況」内環境報告書p.45
「3つの柱3:地域貢献と環境教育の充実」参照
【特徴】
・当行は職員の子供および長野県内の小学生向けにも「Kids’ISO」を実施しております。2018年度は、長野県内小学生延べ384人の環境教育に貢献しました。
・2018年度は、「環境ボランティア活動」に、延べ4,607名の役職員が参加しました。
・当行の従業員などに対する環境教育が評価され、「環境人づくり企業大賞2016」で優秀賞を受賞しました。
「ふるさとの森林(もり)を守る活動」の実施
● 「ふるさとの森林(もり)を守る活動」を積極的に展開
1.長野県が推進する「森林(もり)の里親事業」に基づき、長野県内5団体と「『八十二の森』森林(もり)の里親契約を結び、役職員が森林整備活動に取組んでいます。(21 年より)
・2018年度、9 回の活動で延べ938 名の役職員が参加しました
2.年間各人1 回環境ボランティア参加運動を実施(21 年より)各行政が主催する環境ボランティアの参加者を通報で募集を行い、積極的な参加を推進しています。
・2018年度は環境ボランティアに延べ4,607 名の役職員が参加しました。
3.戸隠森林植物園内にある「戸隠森林学習館」のネーミングライツを取得(24 年7 月1 日より)
戸隠森林植物園内にある森林学習館のネーミングライツ(命名権)を取得し、森林学習館の名称を「八十二森のまなびや~ecologyBank82 戸隠森林館~」としました。森林学習館の取組みは、当行の目指す環境教育や生物多様性保全の考え方に合致し、地域貢献活動の一環として取得に至りました。
4.生物多様性保全に資するボランティアの実施
生物多様性保全活動の一環で、特定外来生物アレチウリの駆除活動に参加しました。
2018年度は、長野県内7ヶ所で15回アレチウリの駆除活動を行い、役職員延べ221名が参加しました。
【特徴】
・豊かな自然環境に恵まれた長野県に基盤を置く当行は、環境に配慮し、自然環境と共存しながら地域社会とともに発展することを目的に、従前より環境問題への取組みを進めています。長野県は県土の8割が森林で占めており、緑の社会資本として様々な恩恵を享受しています。しかし、林業従事者の減少等により自然の荒廃がすすんでいます。当行の「ふるさとの森林(もり)」である長野県の森林を守る活動を積極的に展開し、持続可能な地域の形成に寄与しています。
・上記の活動が評価され、平成25年1月、長野県ふるさとの森林づくり賞森林環境教育の部で「長野県知事賞」を受賞しました。
社会の持続可能性を高める活動が経営の重要な課題ととらえ、取組みの情報開示を実施
八十二銀行は、社会の持続可能性を高める活動が経営の重要な課題ととらえ、取組みの情報開示を実施しております。CSR 報告書における「環境報告」において、取組みを開示するとともに、環境保全活動による実績データを「環境会計」として報告しています。また、26年度より、スコープⅢの算定を行い、サプライチェーンを含めた温室効果ガス排出量の把握を行っております。また、CDP2018(気候変動)におきましては、「B(マネジメント)」の評価を受けました。
統合報告書「八十二銀行の現況」内環境報告書p.45参照
【特徴】
当行では、2004 年度より環境会計を銀行界で初めて導入し、環境保全活動のコストと、それによる経済効果及び環境保全効果を定量的に把握しております。この結果を公表し、当行の環境保全活動について一層皆様にご理解いただくとともに、永続的かつ効果的な環境保全活動を展開していくための資料としております。
また、CDP気候変動では、当行の気候変動への取組み内容を開示し、高い評価をいただいております。
環境に影響を与える可能性のある設備の管理強化などにより汚染予防に取組んでいるほか、職員一人ひとり...
八十二銀行は、行用車へのハイブリッドカー導入や、環境に影響を与える可能性のある設備の管理強化などにより汚染予防に取組んでいるほか、職員一人ひとりが行内はもちろん各家庭においても、省エネ・省資源活動に地道に取組んでいます。
具体的な取組みとして、エコ通勤(マイカー通勤原則禁止)の取組み、クールビズ・ウォームビズの実施、環境配慮設備の導入、グリーン購入などを推進しており、社内における環境活動の一層の促進をはかるため、2004 年度より「エコロジー大賞」を実施し、環境活動を積極的かつ模範的に推進した部店を社内表彰しております。
また、平成28~30年度には、営業店113店舗のロビー・ATMコーナーの照明をLED化し、大幅な省エネルギーを実現しました。
統合報告書「八十二銀行の現況」内環境報告書p.44
「3つの柱2:自らの環境負荷低減活動」参照
【特徴】
・当行グループ12 社が、「国土交通大臣表彰(平成22 年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰)」を受賞いたしました。これは、環境保全活動に積極的に取組み、顕著な功績のある者を表彰する制度で、エコ通勤と環境保全全般に対する取組み姿勢が評価されました。同賞受賞は金融界では初めてのことであり、当行にとっては2005 年(平成17 年)の環境大臣賞受賞以来、2 度目の大臣賞受賞となりました。
・24年10月には、長野県より「循環型社会形成推進功労者知事表彰」を受賞しました。これは、溶解システムの構築などの先駆的な活動及び長期的かつ地道な環境保全活動が、地域の循環型社会形成のために貢献していると評価されたものです。
環境問題をCSR(企業の社会的責任)の根幹と位置づけ積極的かつ継続的な環境改善を通じて持続可能な...
八十二銀行グループは、環境保全活動をCSR《企業の社会的責任》の根幹と位置づけ、積極的かつ継続的な環境改善をつうじて持続可能な地域社会の形成に寄与します。当行は地方銀行としての役割を十分認識し、ご融資等の本来業務を通じお客さまや地域の皆様の環境改善に資する活動を使命と考え、「エコロジーバンク82 」を標榜し、役職員一丸となって活動を展開しています。
2018年8月、環境省が創設した「エコ・ファースト制度」において、「エコ・ファースト企業」の認定を受けました。当行の認定により認定企業は、全国で45社、銀行業界で2社となりました。なお、長野県内の企業では初めての認定となります。
当行の「エコ・ファースト約束」が銀行業界トップの活動内容であると環境大臣より評価されたものです。
統合報告書「八十二銀行の現況」内環境報告書 p.9、42 参照
農業法人の運営
2018年3月、当行は地域企業等15社とともに農業法人「株式会社フレッシュファームちば」を設立しました。2018年度は、市原市に約2ヘクタールの水田を借り受け、コシヒカリ約10トン(175 俵)を収穫しました。2019年度は前年の2倍となる約4ヘクタールの水田で耕作を開始しています。
当社は、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加といった地域農業が抱える問題の解消及び自然環境の改善に向けて、共同出資者の方々とともに持続可能な農業の新モデルを追求しています。
「グリーンボンド」、「サステナブルデベロップメントボンド」の共同販売
2018年9月、世界銀行(国際復興開発銀行)発行の「グリーンボンド」(インドルピー建)をTSUBASAアライアンス参加行のグループ証券子会社が共同販売し、当行においても金融商品仲介業務の形態で取り扱いました。
世界銀行の『グリーンボンド』は、地球温暖化に苦しむ開発途上国を支援するために発行され、その資金は温室効果ガスの排出削減及び温暖化による影響に対処する世界銀行の開発プロジェクトへの貸出に活用されます。
また、本年9月には、世界銀行(国際復興開発銀行)発行の『サステナブル・ディベロップメント・ボンド』(円建てステップダウン型期限前償還条項付 日米2 指数連動債)を販売しました。なお、昨年9 月に販売したインドルピー建て債券に続き、今回も「TSUBASAアライアンス」のグループ証券子会社が共同で販売し、銀行も金融商品仲介業務(紹介型仲介)の形態で取り扱う連携施策となっています。
世界銀行の『サステナブル・ディベロップメント・ボンド』は、開発途上国の支援や地球温暖化対策など社会的な課題の解決にあてることを目的として発行される債券で、本商品は、食品ロスと食品廃棄がもたらす飢餓や環境問題に対応する各種プロジェクトへの貸出に活用されます。
〈あきぎん〉森づくり活動
由利本荘市の水林地区海岸林は、松くい虫の被害地であったことから、その再生のため2009年と2010年にクロマツの苗木2,700本を植樹し、以降は苗木の生育を補助するための下刈りおよび枝打ち活動を継続して行っております。
環境に配慮した店舗づくり
店舗新築の際は、営業室ロビーに自然光を多く取り入れるほか、全館にLED照明器具を採用し、環境に配慮した省エネ型店舗としております。
農業・植樹体験イベントの実施
創業140周年を記念して行員およびその家族を対象に、地域の森林資源を活用した農業・植樹イベントを開催しました。手作業による田植えや野菜の植付け、植樹体験を通して、地域の自然環境に対する理解を促すとともに、豊かな人間性を育むことに貢献しております。
温暖化対策
店舗等への太陽光発電システムや風力発電設備の設置、屋上緑化、燃料電池自動車や電気自動車の導入、LED電飾ポスターケースの導入、クールビズ・節電ビズの実施、ライトダウンキャンペーンへの参加等の取組みを実施しています。
印旛沼クリーンウォーク(清掃等美化活動)
県内各地の海岸や公園、店舗周辺等で、定期的に役職員・OBのボランティアによる清掃活動を行っています。また、2009年3月より、千葉県の主導する印旛沼再生のためのアダプト制度(印旛沼連携プログラム)の一環として、印旛沼の水質保全活動(印旛沼クリーンウォーク)に参加しています。
上記印旛沼クリーンウォークを含め、2018年度には、県内各所を中心に延べ27回の清掃等美化活動を実施し、延べ6,194人がボランティアとして参加しております。
「ちばぎんの森」森林整備活動
千葉県内にて、「ちばぎんの森」森林整備活動(育樹活動)を積極的に行っています。2003年より活動を開始し、富津市鬼泪山にて二ヵ所の整備を行い、2010年からは、松くい虫の被害や東日本大震災の津波の影響により、失われつつある海岸保安林の再生に取り組んでいます。津波発生時の減災効果向上や景観整備による観光振興等への期待を込め、2010年より長生郡白子町にて、2012年からは山武市蓮沼にて「ちばぎんの森」の森林整備活動を実施しました。
2018年5月からは、五ヵ所目となる「ちばぎんの森」森林整備活動を山武市蓮沼にて開始し、当行役職員・OB等のボランティアにより、1.34haの土地に5,000本のクロマツ・トベラ・マサキを植樹しました。植樹後は定期的に下草刈り等の育樹活動を継続してまいります。
「ちばぎんグループサステナビリティ方針」の制定とマテリアリティの特定
当行では、2019年7月に「ちばぎんグループサステナビリティ方針」を発表いたしました。
同方針のもと、長期志向で社会価値と経済価値との両立を目指す「持続的経営」に取り組んでいます。グループ一体となって、事業活動をつうじた社会課題の解決に貢献する取組みを主体的に進め、地域の持続的成長を支えていきます。
また、さまざまなステークホルダーからのご意見やこれからの環境変化を踏まえ、当行への影響を認識し、「地域経済・社会」「高齢化」「金融サービス」「ダイバーシティ」及び「環境保全」の5つのテーマによる当行のマテリアリティを特定しました。
このマテリアリティに基づき、地域の課題解決に向けて具体的な活動に取り組んでいます。
観光用レンタサイクルの寄贈
千葉県の観光振興ならびに各自治体の広域連携のきっかけとし、地方創生につなげていくことを目的として、2015年10月より観光用レンタサイクルの寄贈に関する取組みを開始しました。2015年度からの5年間で累計295台の寄贈を行いました。
自然環境にも優しいサイクルツーリズムの推進により地域社会の持続的な発展及び活性化に貢献してまいります。
金融教育への取り組みについて
1.夏休み期間中に小学生を対象とした金融教育イベント「夏休み 親子で銀行体験」を開催しています。お金と銀行に関する講義や1億円の重さを体感、お札を数える体験会等の実施により楽しくお金や銀行について知っていただきました。
2.高校生がクイズを楽しみながら金融・経済に関する知識を習得し、お金の関わり方やライフデザインを考えるきっかけとしてもらうことを目的に、毎年エコノミクス甲子園を開催しています。地元の金融機関とともに北海道大会の運営を行っています。
障がい者・高齢者等に配慮したサービス向上について
1.耳の不自由なお客さまが利用しやすいよう、「コミュニケーションボード」、「耳マーク表示板」を全支店に設置。また、目の不自由なお客さまも利用しやすいよう、「ホームページ読み上げサービス」を導入しています。
2.「認知症サポーター」を営業店に配置しています。
ほくほくフィナンシャルグループSDGs宣言・自治体向けSDGsセミナーの開催について
1.「ほくほくフィナンシャルグループは、「地域共栄」「公正堅実」「進取創造」の経営理念のもと、国際連合が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の視点を踏まえたCSR活動に積極的に取り組むことにより、地域経済、地域社会のSustainability(持続可能性)の向上を目指してまいります。」という宣言について、北海道銀行はほくほくフィナンシャルグループの一員として実現に務めております。
2.具体的な取り組みとして、地方自治体向けSDGsセミナーを開催しました。持続可能な社会の形成に向けてSDGsの普及啓発に貢献し、またパートナーシップの形成にも務めてまいります。