『ビジネスと人権』入門セミナー
2011年に国連で「ビジネスと人権に関する指導原則」が決議されて以降、欧米諸国を中心として「ビジネスと人権」に関する注目が急速に高まっており、規制・制度の整備も含め、関連する動きは今後益々激しくなることも予想されます。
近年では、2024年3月、EU理事会が、人権および環境への悪影響に対するデュー・ディリジェンスの実施を義務付ける、企業持続性デュー・ディリジェンス指令案(Corporate Sustainability Due Diligence Directive、CSDDD)を正式に採択し、今後、日本企業にも大きな影響が生じることが予想されています。また、2022年12月には、国連責任投資原則(PRI)にて人権と社会課題に関する協働エンゲージメントイニシアティブ「advance」が開始され、実際に企業へのエンゲージメントが行われているなど、金融機関の間においても「ビジネスと人権」への取組が進められています。
また、国連気候変動枠組条約締約国会議において「公正な移行」や「先住民」などの人権に関する議論が行われているほか、昨年9月に公表されたTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)による開示提言(v1.0)においても人権に関する開示の要請がなされているなど、人権課題と環境課題は密接に関わるものという認識が高まっています。
こうした世界的潮流を踏まえ、本セミナーでは、「ビジネスと人権」対応の入門編として、企業・金融機関が「ビジネスと人権」対応を迫られる背景、対応を行う際のポイント、気候変動等の環境課題と人権課題の関連性といった点に焦点を当て、議論を行います。
ご多忙中とは存じますが、多くの皆様からのご参加お待ちしております。なお、プログラム内容は変更となる場合がありますので予めご了承ください。
21世紀金融行動原則への署名の有無にかかわらずご参加いただけます。
開催日時 |
2024年8月2日(金)14:00~16:30(開場:オンライン5分前) |
開催方法・定員 |
オンライン開催(Zoom)/最大500名 |
参加費 | 無料 |
申込方法 |
▽申込期限:2024年8月1日(木)16:30▽申込フォームにアクセスできない場合・21世紀金融行動原則事務局(wgregistration(a)pfa21.jp <(a)を@に変える>)宛に、メールの件名を「8/2人権セミナー参加希望」とした上で、以下を送付ください。(1)参加者氏名(よみがな)、(2)メールアドレス、(3)所属団体の名称(よみがな)、(4)部署・役職、(5)所属機関の分類(PFA21署名金融機関/その他の金融機関/企業/自治体/メディア/NGO・NPO/環境省及びその他国の機関/その他から選択)、(6)セミナーで聞きたいこと、(7)事務局への連絡事項など。 |
申込・参加にあたってのお願い |
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主催 |
21世紀金融行動原則(PFA21)運用・証券・投資銀行業務ワーキンググループ/保険業務ワーキンググループ |
問合せ先 |
【お問い合わせ先】 21世紀金融行動原則 事務局 (一財)地球・人間環境フォーラム内 E-mail:wgregistration(a)pfa21.jp:(a)を@に変える |
プログラム
(敬称略、内容は予告なく変更する場合があります)
【司会】
三岡美樹/オリックス・アセットマネジメント(株)(運用WG共同座長機関)リスク・コンプライアンス部管掌 取締役執行役員
【開会】
【講演1】「ビジネスと人権」概説
・佐藤暁子/国連開発計画(UNDP)ビジネスと人権スペシャリスト、リエゾンオフィサー
【講演2】「環境」と「人権」
・宮原 薫/環境省 大臣官房環境経済課 課長補佐
【講演3】金融機関における「人権課題」への対応
・松原稔/りそなアセットマネジメント(株)(運用WG共同座長機関)チーフ・サステナビリティ・オフィサー、常務執行役員(責任投資部担当)
<休憩(5分)>
【パネルディスカッションと質疑応答】「ビジネスと人権」
<パネリスト>
・佐藤暁子/同上
・宮原 薫/同上
・吉川 美奈子/(株)アシックス エグゼクティブアドバイザー
・堀 幸夫/SOMPOホールディングス(株)(保険WG座長機関)サステナブル経営推進部 課長
<進行>松原 稔/同上
【閉会】
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