グリーン購入の推進・ペーパーレス会議の推進

グリーン購入の推進・ペーパーレス会議の推進

事業の事務運営に関わる環境負荷を軽減するため、紙のグリーン購入や庫内会議のペーパーレス化に取り組んでいます。

① コピー用紙のグリーン購入
庫内で使用する全コピー用紙は、全ての事業所においてグリーン購入法適合のリサイクルペーパー(古紙パルプ配合率100%、グリーン購入法総合評価値92、GPN掲載用紙)を使用しています。

② FSC森林認証付き名刺台紙の使用
全役職員がFSC森林認証を受けた名刺台紙を使用しています。

③ 庫内会議のペーパーレス化
紙の使用量の削減および会議運営の効率化を図る観点から、紙資料による会議運営を見直し、タブレット端末によるペーパーレス会議を導入・推進しています。

④ 書類・コピー用紙等のリサイクルと再生商品の積極利用
各事務所より排出される機密文書等の書類・コピー用紙の処分について、再資源化が可能な溶解・リサイクルシステムを導入しています。
本店ビルにおいては、再資源化によるトイレットペーパー(金庫排出紙の溶解処理を行っている工場で生産される再生商品)を購入し、積極的に利用しています。

【特徴】
日常業務で使用する紙のグリーン購入やペーパーレス会議の推進に積極的に取り組むことで、環境や社会問題に対する役職員および利用者の意識向上を図っています。

中長期的な環境負荷軽減・省エネ施策等の措置

営業車として電気自動車を3台導入するほか、改正省エネ法に基づく施策として、店舗への環境配慮型設備の導入を推進しています。

① 使用電力をモニタリングする「デマンド監視装置」の設置(機器設置可能拠点)

② 太陽熱の影響を受けやすい方角に設置されている店舗を対象とした、営業室フロアガラスへの遮熱フィルムの貼付

③ 店舗の移転・建替・大規模改修工事における、高効率の空調設備や照明等の積極的な導入

なお、これらの営業店等の各拠点の節電実績(対前年比)は、庫内イントラネットで公表し、拠点における節電意識の向上に取り組んでいます。

【特徴】
積極的な省エネルギー施策により、電力需要の大幅削減を目指しています。

日常業務における職員の意識向上の取り組み

① 地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」に賛同登録しています。COOL CHOICEロゴマークを活用し、節電や階段利用の促進など、役職員の省エネ・省資源の取り組みを促しています。

② 5月~10月末までの期間において、クールビズを実施し、適切な温度設定に努めています。
また11月~3月末までの期間においては、ウォームビズを実施し、冬季の室温設定適正化に努めています。

③ 全職場一斉に定時退勤する「R-DAY」を毎週設定し、管理職を含めて定時退勤(終業後1時間以内に執務室の消灯)ができるよう業務調整・管理を行っています。また、節電対策によるCO2削減を果たす観点から、通年で20時を目安に業務を終了し、消灯・退館する「ライトダウン運動」を導入しています。なお、実施状況は全職場において確認・点検・報告を徹底し、毎月庫内イントラネットで結果を共有しています。

【特徴】
各種日常業務での取組みを通じて職員の省エネに対する意識を高めています。

社会的責任投資の取り組み

有価証券の運用において、企業の社会的責任を判断する場合の基本的な考え方であるESGのうち、環境面「E」および社会面「S」を重視し、環境保全や社会配慮などへの取り組みに優れた企業の社債・株式に投資を行っています(2019年度末残高:約686億円)。

【特徴】
社会面(S)は、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の概念を取り入れ、「人材活用」の分野に着目し、「働く人のための金融機関」としての社会的責任に配慮した資金運用を行っています。

西武SDGs応援定期預金の取扱い開始

【特徴】
信用金庫の本業(預金)を通じてSDGsの普及促進を図るため企画した定期預金の取扱い開始。
商品性(特徴)は、既存商品『街づくり定期預金』の仕組みを活かしたもので定期預金利息の10%をお客様から天引きさせて頂き、その同額を当金庫も拠出した合計金額をSDGsゴールに資する活動を当金庫活動エリアで展開する団体等への寄付金の源資とする仕組みであり、お客様のSDGsに対する理解促進と間接的な参画が期待できるものです。
また、情報化社会であることから、より広くの普及促進を狙うため当金庫のネット支店(東京プライベートネット支店)限定での取扱いとし、2020年9月(~2021年1月まで)から取扱いを開始しました。
募集の都度、寄贈対象先が取組むゴールを変え(第一次募集はSDGsの4・8・9・11)シリーズ化を予定しています。

SDGsをコンセプトとした「カレンダー&年賀状アワード」の実施

【特徴】
当金庫顧客に提供する年末媒体品(カレンダー・年賀状)について、SDGsをコンセプトに企画・制作しました。具体な取組みは下記のとおりです。

公募テーマを「あなたの身近なSDGsな風景」とした。
(SDGsを意識し作成された挿入画を採用する)
公募者を当金庫営業エリアから募るものとした。(業種年齢を特定せずに幅広く募った)
有識者による選考を実施し、入賞された8作品を媒体挿入画に採用した。
(ネームにSDGsをコンセプトにした旨を付記)
カレンダーの素材(紙・インク)を環境に配慮したものとした。

【実績】
・応募総数79作品。選考により入賞した8作品を媒体挿入画に採用。
(入賞者には今後の活動原資等のために賞金を寄贈)

・カレンダーは5万枚、年賀状は8,100枚を製作し、当金庫のお客さまへ店頭等にて配布中。

・HPにも公表し、SDGsと本取組みを広く発信するように努めている。

【背景】
地域における民間も含めた様々なステークホルダーのSDGsの認知普及率を高め、理解が進まないことには地域における活動や取組みが創出されづらく、創出されても継続展開されにくくなり、SDGsの達成、地域の持続可能性に支障がでる可能性があるのではないかと推察。
SDGsの認知普及を少しでも向上させたいと思い検討した結果、身近なものでチャレンジしやすい本取組みを実施したものです。

環境への取り組み

当行は、環境への取り組みとして、省エネルギー化・ペーパーレス化・行員の環境意識向上を目指し、以下の取り組みを実施しております。

① 室内温度設定管理
夏季:27℃以上(お客さま対応エリア:26℃以上)、冬季:22℃以下(お客さま対応エリア:24℃以下)に設定し、省エネルギー対応を行っております。

② クールビズの実施
サマーカジュアルウェア着用を奨励しております。

③ 紙資源リサイクル
本部・杉並事務センターに溶解ボックスを導入し、リサイクルに努めています。

④ 紙使用削減
PDFの活用、行内会議資料のデータ共有を行っています。

⑤ リサイクルペーパー導入
2018年より、リサイクルペーパーを全行導入しました。

⑥ 新OA機器の導入によるペーパーレス促進
新OA機器への移行を行い、会議等でのペーパーレス化やテレワーク対応が促進されました

⑦ 再生可能エネルギー分野への融資
太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギーに注力し、全国の発電所にファイナンスアレンジャー等で関与しております。

【特徴】
環境に関して網羅的に取り組むことで、持続可能な社会の実現に向け取り組んでいます。

ペーパーレス会議運営システム・電子稟議・報告システムの活用

・取締役会や経営会議等については紙を使用せず、タブレット等を活用して開催しています。

・稟議書・報告書の作成から回付、承認に加え、その後の文書管理までを電子稟議・報告システム上にて管理するなどペーパーレス化を進めています。

【特徴】
ペーパーレス化を図ることで、紙使用量の削減だけでなく、意思決定の迅速化や生産性の向上につながっています。

環境保全の取組み

・「きらぼし銀行青山本店」と「滝野川支店(兼事務センター)」の建物について、多摩産材を活用して建設しました。

【特徴】
・きらぼし銀行青山本店と滝野川支店の建物について、東京都から東京の森林整備への貢献が評価され、「とうきょう森づくり貢献認証制度(建築物等による二酸化炭素固定量認証)」の認証を受けました。

森林保全活動

・「花粉の少ない森づくり運動」の一環として、2019年3月に「企業の森・きらぼしの森」森林整備に関する協定を締結し、森林の持続可能な管理を促進するべく、森林保全活動を開始しました。

【特徴】
・新入行員育成研修に植樹・下草狩り活動等を取入れ、植樹活動体験を通じて環境保全、社会保全とその社会的使命の大切さを学習するなど、環境教育支援も同時に行っています。
・「花粉の少ない森づくり募金」に毎年寄付を実施しています。

「SDGs推進チーム」の設置

・2020年10月、東京きらぼしグループのSDGsへのさらなる取組み推進に向けて、「SDGs推進チーム」を設置しました。

【特徴】
・女性をはじめとする多様な人材の活躍推進等を通じて、持続可能なビジネスモデルの構築と社会的な課題解決に取組むことで、SDGs達成を目指しています。

グリーンボンド・グリーンファイナンスへの投資

世界中にESG投資への関心が高まる中、2018年9月に三井住友信託銀行㈱が組成した「グリーン合同運用指定金銭信託」に投資を行ったほか、東京都が地方公共団体として初めて発行した環境債「東京グリーンボンド」に、2017年10月に続き2020年10月に2回目となる投資を行いました。

環境配慮型新研修センター(「きらぼし銀行 多摩研修センター」)

・周囲の緑地に溶け込む建築とし、敷地内樹木等の保存に配慮しております。

・屋上緑化、自然換気、太陽光発電などを行い、積極的に環境に配慮しております。

【特徴】
同研修センター計画のコンセプトのひとつを「自然を生かす建築」として建設した研修センターとなっております。

「環境社会検定試験(eco検定)」資格を行内評価制度ポイント対象科目に追加

環境意識の高まりに伴い、ビジネスと環境の相関を的確に説明する力が求められていることを踏まえ、「環境社会検定試験(eco検定)」資格を当行の単位認定制度のポイント対象科目としております。

【特徴】
企業の社会的責任(CSR)対応等を考慮し、行内評価制度ポイント対象科目に追加。本検定導入により、お客さまへの提案力の強化のほか、行内での環境マインド向上を目指しております。

環境への配慮や災害時帰宅困難者の受入に対応した本店

きらぼし銀行本店ビルは、バリアフリーに配慮しているほか、太陽光発電や雨水利用などの環境設備を有すると共に、震度6強の大地震にも機能を維持することができる基礎免震構造を採用しております。また、災害時に帰宅困難者を受け入れるため、200人の方が3日間過ごすことができる飲料水・食料・簡易トイレ等の備蓄品を備えております。

【特徴】
災害への取り組みとして、港区と「災害時における帰宅困難者等への支援に関する協定書」を締結しております。

「東京きらぼしフィナンシャルグループ SDGs宣言」の策定

当社グループは、国連が提唱するSDGsの達成に貢献するため、「東京きらぼしフィナンシャルグループ
SDGs宣言」を策定しました。役職員一人ひとりがSDGsを理解し、行動することで、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります

【特徴】
1.環境保護、2.地域社会への貢献、3.お客さまとの共通価値の創造、4.職員の働き方改革・ダイバーシティの推進、5.株主・投資家との対話。当行の経営理念やCSRの行動指針と親和性の高い5つの項目を主要テーマにしています。

きらぼしエコ通帳(Web通帳)、きらぼし銀行アプリの提供

きらぼしエコ通帳(Web通帳)は、紙の通帳に代えて、きらぼしホームダイレクトでお取引明細をご確認いただけるサービスです。
きらぼし銀行アプリとは、入出金履歴や残高情報が紙の通帳のように閲覧できるスマートフォン向けのアプリです。紙資源の削減にもつながり、自然環境にやさしいサービスです。

【特徴】
きらぼしエコ通帳は、最大37ヶ月のデータ閲覧ができます。
きらぼし銀行アプリの利用は、無料です。

環境負荷の軽減への取組み

・環境にやさしい店舗づくり
店舗の建替えや移転等に伴い、照明のLED化(太陽光発電による蓄電池併用型)や自然光の取入れ等、環境にやさしい店舗づくりを推進しております。

・ATMの省電力化
動作時・待機時ともにエコモードで稼働し、従来と比較し40%の省電力化が図れる新型ATMを一部の店舗で導入しております。

・節電行動の実施
クールビズ・ウォームビズ実施のほか、照明の消灯やOA機器の電源OFF等の具体的な施策を通知し、銀行全体として節電に取り組んでおります。

【特徴】
地域の皆さまや次世代を担う子どもたちが安心して生活できる環境を未来に残すため、地域の環境活動や環境保護のための取組みを実施しております。

再生可能エネルギー関連プロジェクトファイナンス

再生可能エネルギーへの取り組みを中心に、プロジェクトに応じた資金調達スキームをご提供し積極的に取り組んでいます。例えば、太陽光発電や風力発電に対するプロジェクトファイナンスの組成等により、国内再生可能エネルギー事業の発展に貢献しています。

また、地域金融機関と環境問題の重要性に対する認識を共有し、主に地域で計画される再生可能エネルギーの利用・導入を促進する等の案件を、地域金融機関とともに積極的に支援しています。

【特徴】
気候変動対策と地域貢献の両立

ベンチャー企業向けデットファンドの設立・運営

100%子会社のあおぞら企業投資は、高度な技術・サービスを有し、将来の日本の技術革新を担っていくベンチャー企業に対して、ベンチャーキャピタル等のエクイティ投資家からの資金調達と、銀行等のデットプレイヤーからの資金調達の橋渡しを行い、オーナー保有株式の希薄化防止を図りつつ、成長資金を提供することを通じて、安定的な成長をサポートするユニークなファンドとして、2019年にベンチャー企業向けデットファンド「あおぞらHYBRID1号投資事業有限責任組合」を設立しました。

また、第1号案件として、次世代電子薬歴システムを手掛ける株式会社カケハシが発行する転換社債型新株予約権付社債の引受けを行いました。

※同社が提供する次世代電子薬歴システム「Musubi」は、調剤薬局で薬剤師が行う患者の皆さまへの服薬指導の高度化・効率化を目指して開発されたSaaS型サービスです。

【特徴】
ベンチャーの企業成長に伴うエクイティからデットへの「資金調達の谷」を支援