<サステナブルファイナンス目標の設定>
SDGs達成に向けた2030年度までのKPI(重要業績評価指標)として、中長期的なファイナンス目標を設定しました。
2022年度~2030年度
サステナブルファイナンス※ 累計実行額 1.5兆円
(うち環境分野 1.0兆円)
2022年度~2024年度
(中計期間)
サステナブルファイナンス※ 累計実行額 5,000億円
(うち環境分野 3,000億円)
※持続可能な社会の実現に向け、環境課題や社会課題の解決に資する事業に対するファイナンス。また、お客さまのESGやSDGsへの取組みを支援・促進するファイナンス。
<自然環境保護ファンドの取扱い>
3県にまたがる尾瀬の地元である群馬銀行、ぐんぎん証券、第四北越銀行、第四北越証券、東邦銀行、とうほう証券と委託会社がそれぞれ収受した信託報酬の一部を公益財団法人尾瀬保護財団に寄付する投資信託「尾瀬紀行」を取り扱っています。尾瀬の自然環境を後世まで末永く守り続けることを目的とした当ファンドの販売・運用を通じて地域社会の発展に貢献しています。
<グリーンボンドの発行>
2019年11月、SDGs達成への取組みとして、再生可能エネルギー、エネルギー効率およびクリーンな輸送などのグリーンプロジェクトを資金使途とするグリーンボンドフレームワークを策定し、他の地方銀行に先駆けてグリーンボンドを発行しました(発行額100億円。新規実行で充当は完了)。
<サステナビリティボンドの発行>
2021年5月、「群馬銀行グループ グリーン/ソーシャル/サステナビリティボンドフレームワーク」を策定し、グリーンプロジェクトに加え、社会課題に寄与するソーシャルプロジェクトを資金使途に追加しました。これに基づき、2021年10月、地方銀行として国内初となるサステナビリティボンドを発行しました。
<「環境・社会に配慮した投融資方針」の新設>
2021年6月、環境や社会に大きな影響を与える可能性があるセクターへの投融資に関する取組方針を定め、方針に基づいた投融資を行うとともに環境や社会課題解決に向けたお客さまの取組みを積極的に支援することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
<サステナビリティ・リンク・ローンの取扱い>
2021年6月、取引先のサステナビリティ経営をサポートし、企業価値向上および持続可能な社会の実現を目指すため、「サステナビリティ・リンク・ローン」の取扱いを開始しました。
<「GBグリーンファンド」の創設>
2021年10月、再生可能エネルギーの普及・促進に向けた取組みを幅広く支援するため、総額500億円の投融資枠(名称「GBグリーンファンド」)を創設しました。資金使途は再生可能エネルギー開発案件、脱炭素に資する事業・取組み等に対する案件を対象としています。
<「ぐんぎんSLL」の取扱い>
2022年6月、自行評価型サステナビリティ・リンク・ローン「ぐんぎんSLL」の取扱いを開始しました。
<地域発電会社の共同設立>
2022年7月、100%出資子会社であるぐんま地域共創パートナーズ株式会社が運営するぐんま地域共創ファンドを通じ、地域発電会社「かんとうYAWARAGIエネルギー株式会社」を地域の事業者と共同設立しました。
当社は再生可能エネルギー発電を中心事業とし、地域の脱炭素化に貢献してまいります。
<「SDGs取組支援サービス」の取扱い>
2022年9月、取引先企業のSDGsへの取組状況を評価する「SDGs取組支援サービス」を開始しました。取引先のSDGsに対する取組状況を客観的に評価し、SDGsに関する課題についてソリューションメニューを提案します。
本サービスを通じて、地域のSDGsへの取組支援を強化してまいります。
店舗の建替えや新築に際して、ロビーやATMコーナー等にLED照明を採用しています。
クールビズ・ウォームビズ実施のほか、電気・コピー用紙・水道・ガソリン等の使用量削減に向けた取組みを実施しています。
環境負荷の軽減や、省エネルギーなどに積極的に取り組む企業さまからの資金調達については、外部評価機関による評価取得などを提案しています。
【特徴】
・ 2022年6月、木質バイオマス発電事業の実施を目的に設立された株式会社BPSいこまにシンジケートローンを組成。本ローンは株式会社日本格付研究所(JCR)よりグリーンローン評価として最高の認定が付与されています。
【特徴】
・ 三井物産株式会社の100%子会社であるe ? dash株式会社と連携し、お取引先企業のCO2排出量削減に向けた取組を支援しています。同社のプラットフォーム「e – dash」を活用することで、CO2排出量に関する現状把握から、削減目標の設定、削減に向けたアクションまで一気通貫に手軽に行うことが可能となりました。
1995年11月、企業理念である「地域社会の発展を常に考え行動すること」の実践活動の一環として、自然と人間が共生し、地域にふさわしい環境を創造するために公益財団法人群馬銀行環境財団を設立しました。
2022年11月、群馬銀行の創立90周年を機に名称を「ぐんぎん財団」へ改称し、従来の環境保全事業に社会福祉事業を加え、地域社会の発展と持続可能な社会の実現に向けて取組んでいます。
■ 環境探検隊
1996年度より毎年60名前後の中学生が参加し、渡良瀬川の源流から下流にかけて、各探検ポイントを見学し、水を通して環境について学習するイベントです。旧足尾銅山精錬所の鉱煙害により荒廃した山々に植樹を行う体験も行います。
■ エコ・キッズ・キャンプ
地球規模での環境破壊が深刻化している今日、将来を担う子供たち(小学生)を対象に、一泊二日で環境問題について「体験学習」を行う機会を作り、環境保全について学んでいただく活動です。2005年度から実施しております。
■ 群馬銀行環境財団賞
1997年度より、自然環境・生活環境の保全活動および調査研究等に優れた業績をあげた団体・個人の方々を表彰し、助成金を交付しています。
■ 群馬銀行環境財団教育賞
2008年度より、群馬県内の小学校、中学校、中等教育学校、高等学校および特別支援学校を対象として、環境改善や保全についての実践的な活動を募集し、その中から優れた活動を表彰し、助成金を贈呈しています。
■ その他
渡良瀬川の源流地点「足尾の山」に緑を復元する運動を支援し苗木の寄贈を行っています。
【特徴】
公益財団法人ぐんぎん財団ホームページ http://www.gunginkankyo.jp/index.htm
※2020年度~2022年度の「環境探検隊」「エコ・キッズ・キャンプ」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。
環境保全活動の一環として、群馬県と締結した「県有林整備パートナー事業実施協定」により指定された赤城山内の県有林3.69 haを「ぐんぎんの森」と命名し、2011年から整備活動を実施しています。
新入行員研修の一環として間伐・枝打ち作業を行うなど行員に対する環境教育も行いながら、森林整備に取組んでいます。
持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組みを推進するため、2019年に「群馬銀行グループSDGs宣言」を制定し、群馬銀行グループとしてSDGsの達成に貢献することを主体的に果たすべき責任と捉え、事業活動を通じて社会・環境課題等の解決に取組んでいます。
2022年4月に改定を行い、SDGs 17目標のうち事業活動を通じて特に貢献が可能な10目標を中心に重点課題と取組方針を定めました。
奈良県初の自治体電力会社「いこま市民パワー株式会社」は生駒市内の「太陽光」や「小水力」といったクリーンエネルギーで発電した電力を優先的に供給しており、当行では市内の支店(生駒支店)が同電力を活用しています。同社の電力を受給することにより、環境モデル都市生駒市が取り組んでいる温室効果ガスの軽減、再生可能エネルギーの普及拡大、エネルギーの地産地消に貢献しています。
店舗ネットワークの再編によって生じた空き店舗は、地域の発展に資する利活用を進めています。具体的には、地公体や地元企業と連携のうえ、地域のお客さまのニーズに合うようなサービスを協議し、その提供に取り組んでいます。
【特徴】
・ 2020年4月、旧王寺支店 は王寺町が運営する 保育園として 利活用。
・ 2020年4月、旧下市支店は 市民生活協同組合ならコープが運営する「ならコープ下市ステーション」として開所。地域の暮らしを支える事業の展開やコミュニティづくりの拠点として利活用。
・ 2021年8月、旧高田本町支店はワクチン会場として大和高田市に無償提供。
・ 2021年8月、旧粉河支店は地元企業の社員寮や地域の交流拠点として利活用。
・ 2022年5月、旧三山木出張所は京田辺市が運営する「京田辺市南部まちづくりセンター」として利活用。
次世代営業店への変革に向け、地域に根差した営業店のデジタル化を進めています。
【特徴】
・ 具体的には 、口座開設や 住所変更など、お客さまに記入頂く書類が多い手続きについて、タブレット端末によるペーパーレス手続きへの 切り替えを進め ています。
・ この取組により、ハイカウンター業務の伝票が約4割、ローカウンターの受付時間が最大 3 割削減されています。
・ 当行グループは、「地域と共に発展するサステナブル経営」の実現を目指しており、「深刻化する気候変動問題への対応」をマテリアリティの一つとして特定し、気候変動への対応を強化しています。
・ 2021年7 月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に賛同を表明しました。
・ 2022年統合報告書においてTCFDの枠組みに沿った開示を行い、銀行単体でのCO2排出量削減目標を「2030年度に2013年度比50%以上削減する」ことを公表しています。
・ お客さまの脱炭素化に向けた取組支援のため、環境関連融資や、ソリューション関連商品の提案を積極的に展開します。
社用車については、CO2排出量の削減効果の高いものへの切り替えを進めていますが、より環境負荷のかからないものとしてハイブリッドカー(HV)、本部では電気自動車(EV)、水素自動車(FCV)を導入するなどエコカーを活用しています。
【特徴】
当行における環境保全活動の推進や電気自動車の普及促進や、職員の意識向上に寄与しています。
各エリア・支店単位で地域の清掃活動や河川美化活動にボランティアとして積極的に参加し、地域の方々と協力して取り組んでいます。
森林保全については、森林整備による温暖化防止等をめざす活動である「Yoshino Heart プロジェクト」を支援しており、間伐材を活用した「吉野3.9ペーパー」の冊子類への利用等を通じて、森林保全の必要性の周知に努めています。また、「吉野林業関連産業の活性化」として、奈良県産材の利用促進に向け奈良県等とも連携しており、当行においても奈良県産材を新店舗等に積極的に利用するよう取り組んでいます。
・ 「木づかい運動」は、国産材の積極的な利用を通じて、植樹や間伐等の森林の健全なサイクルを取り戻し、CO2を吸収する元気な森林づくりをする運動です。また、「Yoshino Heart プロジェクト」は、吉野産の杉やヒノキ等の木材を利用した木製品に冠する「Yoshino Heart」というブランドの普及を通じて、吉野産材の需要を喚起することにより、①吉野の林業関連産業の活性化 ②森林の整備を通じたCO2吸収による地球環境保全等を目指す活動です。
・ 当行は「吉野3.9ペーパー」の冊子類やポスター等への利用などを通じて、プロジェクトのPR努めています。
・ 「Yoshino Heart プロジェクト」支援の一環として、環境にやさしい木製品の配付や「吉野3.9ペーパー」の利用を通じ環境面における木材利用の重要性をアピールしていますが、これは「木づかい運動」とも連動する活動です。
当行は、近年、立ち枯れなど衰退の兆候が目立つようになっている、世界遺産・吉野山(奈良県吉野町)のシロヤマザクラ(約3万本)を守るため、官民を挙げて設立された「吉野の桜を守る会」に特別会員として参加しています。同会に対しては金銭面の支援に留まらず、各種イベントへのボランティア・スタッフの派遣など活動面からも積極的に支援しています。具体的な活動としては、同会が主催するイベントへの協力とともに、「さくら募金」の呼びかけ等を行っています。
保存期限の過ぎた文書の機密保持とリサイクルを目的として、当行独自でリサイクルセンターを設置し、紙資源の有効活用に取組んでいます。
【特徴】
大型シュレッダーで裁断した紙を製紙工場に運んでトイレットペーパーやメモ帳などに再生し、紙ゴミの排出削減と紙資源の循環に貢献しています。
LED照明や駐車場緑化など環境負荷低減に向けた店舗設備の採用を進めています。
【特徴】
上記に加え奈良県産材を使用するなど新設ならびに新築移転の店舗から順次、取組を拡充しています。
西京銀行グループは、国連において採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、2019年11月に「西京銀行グループSDGs宣言」を策定いたしました。
当行グループでは、SDGsの17目標のうち13項目と関連付けた「地域社会・経済の活性化への取り組み」「高齢化社会に対応した金融サービスの提供」「ダイバーシティ、地域のお客さまが安心して暮らせる社会づくり」「業務を通じた環境保全」の4項目を主要テーマとしております。役職員一人ひとりがSDGsを理解し、行動することで、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。