活動内容

2021年度 特別賞 選定委員長賞(総合部門)

さまざまなステークホルダーと歩むSDGsの意識啓発と参加促進
─ニッセイアセットマネジメント株式会社─

概要

  • SDGs達成に向けた資産運用会社ならではの取組には、以下のものが挙げられる。
  • ①投資家団体・イニシアチブへの参画・協業:SDGsの達成に向け、ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブへの早期参画や、PRIデジタルカンファレンスでのリードスポンサー就任など、グローバルに多くの投資家団体・イニシアチブに積極的に参画し、他の投資家等と協働している。
  • ②政策当局との対話や働きかけ:同社社長は首相官邸で気候変動対応に関する宣言を行ったほか、関係大臣と面会し意見表明を実施。また、米国労働省や証券取引委員会等にもESG等に関する意見書を提出。
  • ③アセットオーナーや個人投資家を含むステークホルダーへの啓蒙活動:国内企業年金等向けに気候変動セミナーを開催。個人投資家向けには、SDGs啓蒙目的の冊子や間伐材のオリジナルグッズ等を配布。
  • ④企業とのエンゲージメント・議決権行使:TCFD等での開示充実を促す対話や、気候変動の取組実態を踏まえた議決権行使等を実施。
  • ⑤SDGs・ネットゼロへの投資資金の動員:SDGsファンドやインパクトファンド等の提供によって、ネットゼロやSDGs達成に貢献する投資資金を動員。

実績

  • 上記の参画イニシアチブについては以下の通り。役職があるものは( )内に記載。
    AIGCC(ワーキンググループメンバー)、CDP、GFANZ、ICGN(2021年9月まで理事)、JCI、JSI、JSIF(理事・運営委員)、NZAMI、PCAF(Japan coalitionメンバー)、21世紀金融行動原則、PRI(2021年デジタルカンファレンスリードスポンサー・Japan Network Advisory Committeeメンバー)、Race to Zero、SASB(インベスターアドバイザリーグループメンバー)、TCFD等
  • 各種啓蒙活動では、ESG投資や企業との対話活動についてまとめたスチュワードシップレポートを発行。2021年はPCAFの提唱する方法論に基づき、インハウス運用のポートフォリオのGHG排出量を開示した他、気候変動シナリオ分析などを実施。また、2015年から、ESGレターと称しグローバルなESGに関するトピックをまとめたレポートを隔月発行している他、書籍・論文執筆等を通じた啓蒙も多数。
  • また、2021年秋に開催されたPRIデジタルカンファレンスでは、リードスポンサーを務め、カンファレンスのホームページに独自に作成したSDGsクイズを掲載。カンファレンス参加者が楽しみながらSDGsの知識を深められる取組を実践。2021年7月の開設からカンファレンス終了後1カ月までの間、クイズの総実行回数は約2,000回を記録。
  • SDGsファンドについては、グローバル株式に投資する「ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド」を通じてお客様にSDGsに投資する機会をご提供。更に、ファンドの信託報酬の一部でカーボンオフセットする仕組みを付与したファンドの提供も開始。

該当原則

原則1 原則4 原則7

原則についての説明はこちら

 

選定理由
  • 政策当局への働きかけや、国内外のステークホルダーに積極的に情報発信をしている。
  • 特に海外のイニシアチブに参加し、協働を行うことで、日本の金融機関の存在感をアピールしている。
  • 国際化が求められる日本の金融界にとって、これらの活動が他の金融機関の範となることを期待して選定委員長賞に選定する。

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