環境課題や社会課題の解決を資金使途とするファイナンス(お客さまのESGやSDGsへの取組みを支援するファイナンスを含む)を「サステナブル・ファイナンス」として位置づけ、取組みを強化しています。
<サステナブル・ファイナンスの主な商品>
グリーンローン原則」や「サステナビリティ?リンク?ローン原則」等いわゆる国際原則に則ったローン商品や債券(購入)
■ お客さまのESGやSDGs達成に向けた取組みを支援するローン商品
■ 再生可能エネルギー関連融資
■ 社会インフラの形成等に資するプロジェクトファイナンス
■ SDGs関連の私募債の引受け
■ 建物のエネルギー効率改善を目的とする融資・ローン商品
■ 環境対応車購入向けの消費者ローン 等
<実行額目標と実行額実績>
2019-2030年度 サステナブル・ファイナンス実行額目標2兆円(うち環境系ファイナンス1兆円)
2019-2021年度 サステナブル・ファイナンス実行額実績6,425億円(うち環境系ファイナンス2,580億円)
2022年1月、地域におけるSDGsの達成に向けた取組みを加速させることを目的として、以下の12団体により「ちばSDGs推進ネットワーク」を設立しました。千葉銀行は事務局として、同ネットワークの設立・運営に携わっています。
(ネットワーク会員12団体)
千葉県、千葉銀行、京葉銀行、千葉興業銀行、千葉県信用保証協会
千葉県商工会議所連合会、千葉県経済同友会、千葉県経営者協会、千葉県経済協議会
千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、千葉県中小企業家同友会
同ネットワークの創設とほぼ同時に千葉県が制定した「ちばSDGsパートナー登録制度」への登録呼びかけ・登録支援を、当行の取引先に実施しました。また、SDGsの普及啓発や脱炭素に向けた取組みの促進のため、千葉県や同ネットワークの共催により、自治体・企業向けのセミナーを開催し、「ちばSDGs推進ネットワーク」構成団体の会員企業や「ちばSDGsパートナー登録制度」の登録企業に対し案内を行い、多くの企業・団体が参加しています。
【特徴】
自治体・金融機関・経済団体による幅広い連携
人権尊重及び環境保全が国際社会における重要な課題であることを踏まえ、人権及び環境に対する当行グループの取組の基本方針となる「ちばぎんグループ人権方針」及び「ちばぎんグループ環境方針」を制定しています。
〇ちばぎんグループ人権方針
URL: https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/human_rights.html
〇ちばぎんグループ環境方針
URL: https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/environment.html
環境・社会課題の解決に向けて、融資に取り組むことが環境・社会に対して大きな影響を与えると考えられる特定のセクター(新設の石炭火力発電所、クラスター弾製造企業、パーム油農園開発、森林伐採事業)に関して、当行の与信上の取組み姿勢を明確化するために融資ポリシーを定めています。
https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/
当行は2019年12月にTCFD提言に対する賛同表明を行い、統合報告書やホームページにおいて、気候変動による影響に関する情報開示を積極的に行っています。
■千葉銀行HP 環境・気候変動への対応
https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/environment/
2022年3月、当行グループのCO2排出量の削減目標について見直しを行い、2030年度までにSCOPE1・2のカーボンニュートラルを目指すことを公表しました。この目標の達成に向け、2022年10月より自社契約の再生可能エネルギーへの切り替えを行い、グループのCO2排出量を2021年度比6割程度削減できる見込みです。2020年9月末に竣工した「ちばぎん本店ビル」は建築環境総合評価システム(CASBEE)でSランク相当の性能を有しており、店舗等においても、LED照明への切り替えや環境対応車の導入を順次実施しています。
また、取引先に対して、CO2排出量の計測支援ツールの導入やコンサルティングの実施による積極的な脱炭素支援を実施しています。
地域社会の発展や地域経済の活性化を図るため、地方創生融資等の資金支援や観光事業者向けのコンサルティング業務等によって、地域の観光振興や雇用創出につながる事業を支援しています。
地方創生に向けた取組みの一つとして、各自治体向けのDX支援を積極的に行っており、2022年2月より千葉県・千葉市を含めた10の県内自治体に対して「DX人材育成プログラム」のトライアルを、2022年4月より千葉県デジタル改革推進局との人材交流を開始しました。
2022年7月には、株式会社流山ツーリズムデザインに対して「ちばぎん地方創生融資制度」による融資を取り組み、流山市の観光振興を目指す同社の新規事業(「万華鏡ギャラリー見世蔵」の改装、日本茶カフェの併設オープン)を支援しました。
また、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加といった地域農業が抱える問題の解消に向けて、2018年3月に地域企業等15社とともに農業法人「(株)フレッシュファームちば」を設立し、段階的に耕作規模を拡大しています。
松くい虫や津波の被害により、失われつつある海岸保安林を再生していくことを目的に、千葉県内にて「ちばぎんの森」森林整備活動を行っています。これまで千葉県の法人の森制度に基づき、千葉県内 5 力所の山林や海岸保安林で森林整備活動に取り組んできました。2022年10月には、長生郡一宮町の釣ヶ崎海岸の「ちばぎんの森(第6)」にて、当行役職員のボランティアが7,350本のクロマツ・トベラ・マサキを植樹しました。今後も、定期的に下草刈りなどの育樹活動を継続していきます。
当行では、2019年7月に「ちばぎんグループサステナビリティ方針」を制定し、同方針のもと、長期志向で社会価値と経済価値との両立を目指す「持続的経営」に取り組んでいます。グループ一体となって、事業活動をつうじた社会課題の解決に貢献する取組みを主体的に進め、地域の持続的成長を支えていきます。また、2021年5月に制定した「ちばぎんグループSDGs宣言」において特定した「地域経済・社会」「高齢化」「金融サービス」「ダイバーシティ」「環境保全」の5つの分野のマテリアリティに基づき、地域の課題解決に向けて具体的な活動に取り組んでいます。
2021年10月には、SDGsの達成、及び政府が掲げる2050年の脱炭素社会実現に向けた取組みをグループ一体で進めていくため、全体を統括する部署として、経営企画部内に「SDGs推進室」を新設しました。SDGs推進室による統括のもと、当行グループ全体のCO2排出量の削減のほか、自治体等と連携し、サステナブル・ファイナンスや、脱炭素コンサルティング等、地域のお客さまのSDGs達成に向けた取組みを多方面から支援していきます。
「ちばぎんポジティブインパクトファイナンス」の概要
〇リース先数を5年後までに7,000先とする
〇千葉銀行と連携し、2022年度中に省エネ・脱炭素機器を対象とする寄付型リースを商品化
〇低炭素設備リース信用保険の取扱い件数を50件/年以上まで増加
〇環境関連法制への適切な対応の継続
〇新卒者採用について2名以上/年のペースを維持(併せて男女比率概ね50:50を目指す)
〇ITパスポート取得者を5年後までに50名まで増加
【特徴】
ポジティブインパクトファイナンスの組成および実行は千葉県内の金融機関では初めての取組みとなります。
千葉銀行グループの顧客基盤を中心に持続的な成長に資する設備投資提案を行っていきます。
〇温室効果ガスの排出削減に貢献します。
〇ダイバーシティと働き方改革を推進します。
〇地域に密着した総合金融サービスを提供します。
【特徴】
登録番号300
千葉県は2019年9月、10月に相次いで房総半島を襲った台風により多大な被害を受けました。巨大台風が発生する一因として地球温暖化が挙げられており、台風による被害はまさに気候変動リスクの具現化と考えられています。こうしたことも踏まえ、当行は2019年12月にTCFD提言に対する賛同表明を行いました。TCFD提言を踏まえた取組みを実施し、気候変動関連の情報開示に適切に対応していきます。
店舗等は、太陽光発電システムや風力発電設備の設置、屋上緑化、燃料電池自動車や電気自動車の導入、LED電飾ポスターケースの導入、クールビズ・節電ビズの実施、ライトダウンキャンペーンへの参加等の取組みを実施しています。また、2020年9月末に竣工した「ちばぎん本店ビル」は、自然エネルギーを活用するとともに、省エネルギー化を促進する建物となっており、建築環境総合評価システム(CASBEE)でSランク相当の性能を有しています。
当行では、2019年7月に「ちばぎんグループサステナビリティ方針」を発表いたしました。
同方針のもと、長期志向で社会価値と経済価値との両立を目指す「持続的経営」に取り組んでいます。グループ一体となって、事業活動をつうじた社会課題の解決に貢献する取組みを主体的に進め、地域の持続的成長を支えていきます。
また、さまざまなステークホルダーからのご意見やこれからの環境変化を踏まえ、当行への影響を認識し、「地域経済・社会」「高齢化」「金融サービス」「ダイバーシティ」及び「環境保全」の5つのテーマによる当行のマテリアリティを特定しました。
このマテリアリティに基づき、地域の課題解決に向けて具体的な活動に取り組んでいます。
千葉県内にて、「ちばぎんの森」森林整備活動(育樹活動)を積極的に行っています。2018年5月には、山武市蓮沼「ちばぎんの森(第5)」にて、約200人の当行役職員・OB等のボランティアで1.34haの土地に5,000本のクロマツ・トベラ・マサキを植樹しました。今後も植樹や定期的な下草刈り等の育樹活動を継続していきます。
このほか、県内各地の海岸や公園、店舗周辺において、定期的に役職員・OBのボランティアによる清掃等美化活動を行っています。2019年度は、延べ6,245人がボランティアとして参加しました。
2020年6月には、レジ袋等の不法投棄による海洋プラスチックごみ問題の解決のため、TSUBASAアライアンス参加行共同でオリジナルエコバックを作製し、お客さまへの配布を行いました。本取組みをつうじて、お客さまのリサイクル意識の向上や海洋プラスチックごみ問題を身近に考えるきっかけとなることを期待するとともに、行内外の環境保護意識の醸成を図っています。本取組みは、環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンに参加しています。
地域社会の発展や地域経済の活性化を図るため、地方創生融資、古民家事業支援融資によって地域の観光振興や雇用創出につながる事業を支援しているほか、地方創生私募債では、企業が資金調達をつうじて地域貢献できる仕組みを提供しています。
観光振興では、県内自治体へレンタサイクルを寄贈する取組み(2015~2019年度:30自治体、累計295台)や「南房総・三浦半島サイクルスタンプラリー」などのイベントをつうじて、地方創生や2019年秋の台風被害からの復興支援を後押ししています。また、2021年3月には、東日本旅客鉄道㈱が実施するサイクルイベント「~RIDE FOR BOSO~Station Ride in 南房総」イベントの実行委員会に参画し、企画・運営に協力しています。
当行は、地域のトップバンクとして、まちづくりに積極的に参画しています。内閣官房まち・ひと・しごと創生本部の「地方創生に資する金融機関等『特徴的な取組事例』に4年連続で選定されており、引き続き自治体等への支援を継続していきます。
また、農業の担い手不足や耕作放棄地の増加といった地域農業が抱える問題の解消に向けて、2018年3月に地域企業等15社とともに農業法人「(株)フレッシュファームちば」を設立しました。
金融機関として「脱炭素社会」の実現に向けて最も社会的貢献に資する取組みは、融資等によるファイナンスであることから、サステナブル・ファイナンス及び環境系ファイナンスの実行金額の目標を設定しました。【2019-2030年度 サステナブル・ファイナンス2兆円(うち環境系ファイナンス1兆円)】
なお、「サステナブル・ファイナンス」とは、環境課題や社会課題の解決を資金使途とするファイナンスであり、お客さまのESGやSDGsへの取組みを支援するファイナンスを含みます。
当行では、太陽光発電をはじめ、バイオマス発電、風力発電等、再生可能エネルギーに関連する融資やプロジェクトファイナンスに積極的取り組んでいます。
また、2021年7月には、野村不動産ホールディングス株式会社の包括型サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(以下、「包括型SLLフレームワーク」)制定にあたり、サステナビリティ・コーディネーターとして策定支援を行うとともに、本包括型SLLフレームワークに基づくサステナビリティ・リンク・ローンを取り組みました。これは、TSUBASAアライアンス参加行のうち当行を含む9 行が協調して融資を取組みました。また今後、他の金融機関が同社に対しSLLを取り組む際の枠組みとして本包括型SLLフレームワークを活用することにより、その輪を広げていくことが可能となります。
(株)千葉銀行「野村不動産ホールディングス株式会社向けサステナビリティ・リンク・ローンの取組みについて」(2021年7月30日)
https://www.chibabank.co.jp/data_service/file/news20210730_01_001.pdf
環境・社会課題の解決に向けて、融資に取り組むことが環境・社会に対して大きな影響を与えると考えられる特定のセクター(新設の石炭火力発電所、クラスター弾製造企業、パーム油農園開発、森林伐採事業)に関して、当行の与信上の取組み姿勢を明確化するために融資ポリシーを定めています。
https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/
人権尊重及び環境保全が国際社会における重要な課題であることを踏まえ、人権及び環境に対する当行グループの取組の基本方針となる「ちばぎんグループ人権方針」及び「ちばぎんグループ環境方針」を制定しました。
〇ちばぎんグループ人権方針
URL: https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/human_rights.html
〇ちばぎんグループ環境方針
URL: https://www.chibabank.co.jp/company/sustainability/policies/environment.html
当行では、お客さまが環境に配慮した取り組みや環境を良化・改善する取り組みを行うために必要な資金提供(融資)を行っております。
具体的には、太陽光発電に関する事業資金や、公的な環境利子補給制度を活用する融資、サステナビリティ・リンク・ローンなどの取り扱いがあります。
また、環境に配慮した住宅の建設・購入をお考えの方向けに、コスモス環境(エコ)ローンを提供し、金利の優遇も行っております。
「ウィズガス住宅ローン」
ご融資対象者:家庭用ガスコージェネレーションシステム等(「エコウィル」)を設置される方
「オール電化住宅ローン」
ご融資対象者:東京電力(株)の電気料金メニュー「電化上手」(季節別時間帯別電灯)を契約し、全電化住宅割引が適用される方
当行では、2021年6月に「ちば興銀サステナビリティ・ステートメント」を制定いたしました。
近年、SDGsや気候変動に対する関心が世界的に高まり、金融機関においても、さらなる取組み強化と明確な取組み姿勢の開示が求められています。
当行は、従前より地域社会への責務として、社会・環境等のサステナビリティ(持続可能性)を巡る諸課題に対し適切に対応してまいりましたが、より一層社会のサステナビリティに貢献することを明確にするため、今般、ステートメントを制定し、重点項目(マテリアリティ)も設定いたしました。
当行はこの取組みを通して、国連において採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも寄与してまいります。
https://www.chibakogyo-bank.co.jp/other/topics/detail.html?id=19428
当行は、地域の「環境・社会に配慮した投融資」に取り組むことで、金融仲介機能やコンサルティング機能の発揮だけでなく、社会的責任と公共的使命を果たしてまいります。
なお、地域の環境・社会等に大きな影響を与えると考えられる以下の業種・セクターへの投融資については、当行の取組み方針を明確化するために投融資ポリシーを定めています。
(1)石炭火力発電所
(2)兵器(クラスター爆弾)
(3)パーム油農園開発・森林伐採事業
https://www.chibakogyo-bank.co.jp/other/topics/detail.html?id=19438