PRI in Person 2023の総括とそれを踏まえた今後の取組
PRI in Personは、PRI(責任投資原則)が主催する年次カンファレンスであり、2023年は史上初めて東京で開催され、世界中から機関投資家を中心に約1,400名が参加しました。PRI in Person 2023では、「約束から行動へ(Moving from Commitments to Action)」をテーマとし、実社会に及ぼすインパクト(サステナビリティ・アウトカム)創出のため、機関投資家が具体的にどのように責任投資活動を行っていくべきかという点を中心に、議論が行われました。
折しも、米国の共和党が優勢な州において、州政府機関に対し化石燃料関連企業を「ボイコット」する金融機関との取引を禁止する州法が成立するなど、いわゆる「ESGバックラッシュ」の動きもある中でのPRI in Person開催となりましたが、会期中には、岸田総理が登壇され、そのスピーチの中でサステナビリティ・アウトカムについて言及するとともに、7つの公的年金基金がPRI署名の準備に入ることを表明し、参加者から大きな喝采を浴びるなど、大きな成功を収めた大会となりました。
サステナビリティ・アウトカム創出のための行動として、多くの参加者から「協働エンゲージメント」「ポリシーエンゲージメント」の重要性が指摘され、個別テーマに関しても、自然資本・生物多様性の課題に対応していくための新たな協働エンゲージメント・イニシアティブである「Spring」の立ち上げが発表されました。このほか、「ネットゼロ移行計画の策定と実行」「公正な移行」の重要性についても言及があるなど、多くのテーマに関し様々な議論が行われました。
本セミナーでは、PRI in Person 2023の成果を振り返りつつ、「サステナビリティ・アウトカム創出のため機関投資家が今後行っていくべき具体的行動は何か」「PRI in Person 2024に向けどのような動きに着目していくべきか」といった点に焦点を当て、議論を行います。
ご多忙中とは存じますが、多くの皆様からのご参加お待ちしております。なお、プログラム内容は変更となる場合がありますので予めご了承ください。
21世紀金融行動原則への署名の有無にかかわらずご参加いただけます。所属先の関連部署・グループ会社等への情報展開もよろしくお願いいたします。
開催日時 |
2024年2月26日(月)15:00~17:00(開場:開始の5分前) |
開催方法・定員 |
オンライン開催
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参加費 | 無料 |
申込方法 |
申込期限:2024年2月22日(木)16:30
申込フォームにアクセスできない場合21世紀金融行動原則事務局(wgregistration(a)pfa21.jp<(a)を@に変える>)宛に、メールの件名を「2/26 運用WGセミナー参加希望」とした上で、以下を送付ください。 |
主催 |
21世紀金融行動原則(PFA21)運用・証券・投資銀行業務ワーキンググループ |
問合せ先 |
【お問い合わせ先】 21世紀金融行動原則 事務局 (一財)地球・人間環境フォーラム内 E-mail:wgregistration(a)pfa21.jp:(a)を@に変える |
プログラム
(敬称略、内容は予告なく変更する場合があります)
【開会挨拶/イントロダクション】/ 5分
・長束 裕子/SOMPOアセットマネジメント株式会社 責任投資部 ESGスペシャリスト、運用WG共同座長
【講演1】「PRIとPRI in Person 2023」 / 20分
・湯澤 達朗/PRI ヘッド・オブ・ジャパン
【講演2】「PRI in Person東京大会の総括 - 今後の責任投資のトレンド - 」 / 20分
・木村 武/日本生命保険相互会社 執行役員 PRI理事
【パネルディスカッション・質疑応答】「PRI in Person 2023の総括とそれを踏まえた今後の取組」/ 70分
<パネリスト>
・湯澤 達朗/同上
・木村 武/同上
・松原 稔/りそなアセットマネジメント株式会社 チーフ・サステナビリティ・オフィサー/常務執行役員(責任投資部担当)、運用WG共同座長
・和田 健/三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 スチュワードシップ推進部 ESG推進室 シニア・スチュワードシップ・オフィサー、The Net Zero Asset Manager Initiative (NZAM)アドバイザリー・グループメンバー
<進行>長束 裕子/同上
【閉会挨拶】/ 5分
・瀬川 雄三/環境省 大臣官房 環境経済課 環境金融推進室 環境金融専門官
ダウンロード
発表資料_講演1「PRIとPRI in Person 2023」(PDF, 2.6MB)
発表資料_講演2「PRI in Person東京大会の総括-今後の責任投資のトレンド-」(PDF, 1.1MB)
当日の動画視聴
(後日、署名金融機関限定で公開を予定しています)
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