資 料

2021年度第4回/2021年10月12日

ESG地域金融実践セミナー 第3回 ~旬のトピック:太陽光発電の課題とエネルギー供給強靱化法、PV CYCLE JAPANについて~

環境と経済・社会の課題の同時解決、脱炭素で持続可能な地域社会を実現に向け、地域金融機関によるESG地域金融の実践に期待が高まる中、21世紀金融行動原則(PFA21)の預金・貸出・リース業務WG(預貸リースWG)と持続可能な地域支援WG(地域支援WG)では、今年度、環境省が改訂した「ESG地域金融実践ガイド2.0(以下、実践ガイド)(※1)」を軸としたセミナーを連続開催しており、これまでに基礎編(7月8日)、実務編①(9月13日)の2回を開催しています(※2)。

 

この度、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて再エネ事業への期待が高まる中、第3回セミナーを旬のトピックとして、これからの太陽光発電(Photovoltaics:以下、PV)プロジェクトへの投融資を考える上での新たな視座を共有する場として、あるいは、きたるべきサーキュラーエコノミー(循環型経済)を展望するきっかけとして、様々なセクターの皆様にご参考いただける企画しました。PVプロジェクトの現状とその課題、2022年4月施行見込みのエネルギー供給強靱化法(※3)、それらの社会システムの受け皿として設立されたPV CYCLE JAPAN(2021年1月設立)(※4)について情報提供を行います。

 

太陽光発電(PV)は、日本各地でその活用が急速に拡大、ESG考慮の視点も含め金融機関でも金融商品や取引先事業、自治体とのPPP/PFAなどで導入しています。一方、太陽光発電所の増加などにより、トラブルや事故(特に天災)などにより廃棄される太陽光パネルの扱いが徐々に問題になっています。

制度が先行するEU(欧州連合)などでは、PVをはじめとする再生可能エネルギー施設において、回収、再利用などのテイクバックシステムがサーキュラーエコノミーも考慮した社会システムとして機能し、最終的に廃棄物を産まない体制が構築されています。日本でも、施行されるエネルギー供給強靱化法において、将来の廃棄も考慮、廃棄物費用を積み立てる制度の構築が開始される見込みです。

 

本セミナーでは、社会システムの受け皿となることを目的としたPV CYCLE JAPAN(EUのPV CYCLE の日本支社)の設立、またPVパネルの回収など実証事業に関わるイー・アンド・イー・ソリューションズ(株)取締役顧問の白鳥 氏をお招きし、廃PVパネル処理の日本の現状と先行するEUの制度をご紹介、今後のPV事業に対するファイナンスへの影響、発電所の今後10年のキャッシュフローにエネルギー供給強靱化法がもたらす変化について、赤道原則の考え方なども踏まえ概説いただきます。PV CYCLE JAPANについてもご紹介いただきます。

 

日本のPVプロジェクトにおける社会システムの受け皿構築に関わる白鳥 氏のお話を直接うかがい、質問もできる機会です。初歩的な質問でも大丈夫だろうかと不安な方がいらっしゃいましたらご安心ください。預貸リースWGや地域支援WGの座長が参加者に必要なご回答に繋がるよう調整してくださいます。PVプロジェクトなど現場で取り組む皆様など部署を問わずご参加をお待ちしておりますので機関内で広くお声がけください。PFA21への署名の有無、金融業以外のセクターの皆様にもご参加いただけます。

 

※1 環境省 報道発表「ESG地域金融実践ガイド2.0」の公表について

※2 ESG地域金融実践セミナー 第1回 セミナー概要 セミナー動画

               第2回 セミナー概要 セミナー動画

※3 エネルギー供給強靱化法

  正式名称:「強靱かつ持続可能な電気供給体制の確立を図るための

        電気事業法等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令」

  2020年6月 国会で可決・成立。2022年4月施行見込み。

  エネルギー供給強靱化法の閣議決定(2020/6)に関する経産省ニュースリリース

※4 PV CYCLE JAPAN

  PV業界が業界のために出資、設立したEUの非営利組織「PV CYCLE」の日本支社。

  PV CYCLEは日本のみでなく世界中にネットワークをもち、当初はPVパネルと対象に設立されたが、

  現在ではより幅広し商品提供・サービスを行っている。

 

日時

2021年10月12日(火)15:30~16:30(15:20開場)

※ご質問回答や議論が続く場合、ご都合の合う方に残っていただき30分程、延長する可能性があります。

 その際はご都合の良い方はお残りください。

会場
/開催方法

zoom(完全オンライン開催)

参加費

無料

定員

オンライン 200名程度(原則、定員に達し次第締め切らせていただきます)

申込方法

申込フォームにアクセスして、必須項目を入力ください。(推奨)

申込フォームにアクセスできない場合は、PFA21事務局(wgregistration(a)pfa21.jp <(a)を@に変える>)宛に、メールの件名を「10/12 第3回 ESG地域金融実践セミナー 参加希望」とした上で、以下を送付ください。(1)参加者氏名(よみがな)、(2)メールアドレス、(3)所属団体の名称(よみがな)、(4)部署・役職、(5)所属機関の分類(PFA21署名金融機関/その他の金融機関/企業/自治体/メディア/NGO・NPO/環境省及びその他国の機関/その他から選択)、(6)セミナーで聞きたいこと(PVプロジェクトの現状、課題、エネルギー供給強靱化法、その他について)、(7)事務局への連絡事項など

 

※ご参加には事前のお申し込みが必要です。

※お申し込みの方に自動送信される登録完了のメール(no-reply@zoom.usから送付されるもの)に、参加のためのURL等会議室入室情報は記載されています。このアドレスからのメールの受け取りを可能な状態にしておいてください(お申込み後、登録完了メールが届かない場合は事務局までメールにてご連絡ください)。

※ZOOM会議室への入室方法等は「オンラインセミナー参加方法のご案内」も参照ください。

申込締切 2021年10月11日(月)17:30
主催 21世紀金融行動原則預金・貸出・リース業務ワーキンググループ/持続可能な地域支援ワーキンググループ
問合せ先

持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)事務局((一財)地球・人間環境フォーラム内)

E-mail:wgregistration(a)pfa21.jp:(a)を@に変える

※テレワークとなっているためお問合せは、Eメールにてお願いします。

 

プログラム(予定)

(敬称略)

【進行】

竹ケ原 啓介/(株)日本政策投資銀行(預貸リースWG座長機関)設備投資研究所 エグゼクティブフェロー

 

【講演】使用済み太陽光発電パネルの廃棄の現状とPVCYCLE JAPAN設立に関して(15:30~16:15)

白鳥 寿一/イー・アンド・イーソリューションズ(株)取締役顧問、

      東北大学 大学院 環境科学研究科 教授(地圏環境政策学分野)

 
【質疑応答・フリーディスカッション】(16:15~16:25)

白鳥 寿一(同上)

金井 司/三井住友トラスト・ホールディングス(株)(地域支援WG座長機関)

     サステナビリティ推進部 フェロー役員 兼 チーフ・サステナビリティ・オフィサー

<モデレータ>

竹ケ原 啓介(同上)

 

【まとめと2021年度セミナーの予定のご案内】(16:25~16:30)

竹ケ原 啓介(同上)

 

延長オプション

ご質問やフリーディスカッションの状況に応じて最大30分程度行う可能性があります。ご都合の良い方はオンライン会議室にお残りください。

 

ダウンロード

  ※当日の資料と若干異なる可能性があります。

 

当日の動画視聴
ESG地域金融実践セミナー 第2回 ~ESG地域金融実践ガイド 実務編① アプローチ解説(アプローチ1と2)~
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