2023年9月より、株式会社SCREENホールディングス、滋賀県、当行は、脱炭素社会の実現に向けて「サステナビリティ向上に資する脱炭素化に関する協定」を結びました。京滋地区に多数のパートナー企業を持つ株式会社SCREENホールディングスのサプライチェーン全体での脱炭素化を目的に三者で取り組みを進めています。
【特徴】
具体的な取り組みとしては、同社のパートナー企業向けセミナーの開催や、省エネ診断・設備導入のための補助金による支援、CO2排出量算定ツール「未来よしサポート」の提供などを行います。
脱炭素化を一刻も早く進めていくためには、個々の企業の取り組みも必要ですが、サプライチェーンで連なる企業が共同して削減する取り組みが重要です。サプライチェーン全体を俯瞰することで、ホットスポットの存在を見極め、効率的に脱炭素化を進めることが可能になります。
企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響およびネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、特定されたポジティブインパクトの拡大と、ネガティブインパクトの低減に向けた取り組みをサポートするポジティブ・インパクト・ファイナンスを取り扱っています。SDGsへの貢献度合いなど、事業活動におけるポジティブな意図やコミットメントを可視化することでご利用企業の企業価値や競争力を維持・向上させるとともに、環境や社会のサステナビリティ向上につなげます。
【特徴】
意図した社会的インパクトを生み出すインパクトファイナンスの取り組みとして、今後拡大していくことが期待されています。当行は事業活動から生み出すインパクトを重視することを「サステナビリティ方針」に掲げており、本取組はその一環となります。
2021年11月、お取引先の脱炭素に向けた設備投資をサポートする融資商品「カーボンニュートラルローン未来よし」の取り扱いを開始しました。本商品は、資金使途を電気自動車や再エネ導入などの脱炭素関連の設備資金に限定しており、ご利用いただく事業者さまには、当行が独自に開発した「ESG評価」を提供します。「ESG評価」を通じてお客さまの経営課題を把握・共有するとともに、取り組み度合いに応じた金利優遇を行うことで、脱炭素に向けた設備導入を促進します。
【特徴】
本商品では、ご利用実績に応じて当行が収益の一部を拠出し、当行独自の寄付スキーム「未来よし+(みらいよしプラス)」を通じて、脱炭素や生物多様性保全など、持続可能な地域社会づくりに資する事業へ寄付を行います。加えてお客さまには、本商品のご利用を記念して、滋賀県産の間伐材で製作した記念盾を贈呈します。
プラスチックごみによる海洋汚染などの問題を防止するため、次の取り組みを行っています。
・ ビニール袋の配布を取りやめ、認証紙製の手提げバッグに切替
・ プラスチック製のクリアファイルの配布を取りやめ、認証紙製のファイルに切替
・ 通帳ケースをバイオマスプラスチック配合の素材に切替
・ 本店敷地内の自動販売機でPETボトル飲料の販売を取りやめ(ミネラルウォーターを除く)
2022年3月1日より、当行の脱炭素化の実現に向けた取り組みとして、本店敷地内で使用する電力を関西電力「再エネECO プラン(トラッキング附帯)」へ切り替えました。本プランは、通常の電力使用料に環境価値を付加して支払うことにより、実質的にCO2を排出しない電力とみなすことができる仕組みです。
【特徴】
本プランの導入により、2022年度のGHG排出量は約2,000 t-CO2削減され、2013年度対比▲66.8%の削減率となりました。
2023年4月より、『しがぎん』スーパー住宅ローン「未来よし」の取り扱いを開始しました。
具体的には、太陽光発電、蓄電池、エネファームのいずれかを新たに設置する住宅に対し、これまでにない金利優遇を適用し、設置される部分の金利負担を実質ゼロにするものです。お客さまは金利負担を増やすことなく設備が手に入り、光熱費削減や、住宅価値の向上といった長期的メリットを享受できます。
【特徴】
「金利ゼロ」「審査なし」で住宅の脱炭素資金を提供することで、地域に脱炭素設備を普及させることを目指して開発した住宅ローンです。
2023年1月より、事業活動によるCO2排出量を算出・管理できるクラウドサービス「未来よしサポート」を日立製作所と共同開発しました。「自社のCO2排出量を計測・管理したいがコストがかけられない」「目標をどう設定すればいいいいか分からない」などの事業者さまのお悩みに対し、伴走型で支援しています。
【特徴】
当行の取引先の多くを占める中小・中堅企業向けに、Excelシートで入力できるように設計し、簡単にCO2排出量を可視化することができます。削減目標の設定から削減計画の立案、その先のモニタリングまで一環してサポートを行っています。
中堅・中小企業にも比較的手軽にグリーンボンドを発行いただける私募型の発行スキームを確立し、環境事業にご活用いただいています。地方銀行では初めての取り組みで、地域への再生可能エネルギー普及や資源循環の取り組みなどの資金調達をお手伝いしてきました。
【特徴】
グリーンボンドは初期の発行コストが大きいことや、手続き複雑なため、数十億円~数百億円規模での起債が一般的ですが、中堅・中小企業にも活用の幅を広げるため、補助金なども活用して1億円未満の起債でもご利用もいただきやすい仕組みにしています。
滋賀県と連携して開発した、滋賀県全体のCO2ネットゼロを目指す融資商品です。ご利用企業には「CO2削減」に関する目標を設定していただき、その目標の達成度に融資条件が連動する仕組みです。CO2削減の実績によって融資条件が連動するため、ご利用企業にはCO2削減に向けた動機づけが高まります。
目標の野心性などについては、グループ会社の株式会社しがぎん経済文化センターが調査して、サステナビリティ・リンク・ローンとしての適合性についてセカンドオピニオンを発行します。なお当行は、本商品のスキーム全体のサステナビリティ・リンク・ローンとしての適合性について、株式会社格付投資情報センター(R&I)よりセカンドオピニオンを取得しています。
【特徴】
滋賀県が、事業者のCO2削減を促進するために実施している「事業者行動計画書制度」と連携したスキームになっており、ご利用企業の事務負担を軽減することで、ご利用いただきやすいよう工夫しています。
2021年9月、守山市と、自治体初となるグリーンローンの契約を締結しました。
調達された資金は、新環境センターの建設費に充当されました。本施設は、ごみ焼却時の熱エネルギーを活用して発電する「サーマルリサイクル」を行い、熱エネルギーの有効活用と地球環境保護に貢献します。本施設で使用する電力に充当することでCO2排出量の削減につながり、余剰電力は電力会社へ売電されます。
【特徴】
自治体でのグリーンローンの契約は国内初となります。
2018年3月より、SDGsに貢献する事業を支援する、「ニュービジネスサポート資金(SDGsプラン)」を取り扱っています。社会的課題解決を起点とするアウトサイド・インの考え方で新規事業に取り組む企業をサポートする融資商品で、最大1億円を所定の金利から最大0.3%優遇してご融資します。
【特徴】
「社会的課題解決起点のビジネス」を創出するきっかけとなり、地域とお取引先の持続可能な発展につながることを目指します。資金面だけでなく、販路開拓や産学官金連携の「野の花応援団」などを通じたサポートを実施しています。
「SDGsを経営に取り入れたい」というお取引先の伴走支援を目的として、2019年6月よりSDGsコンサルティングを実施しています。事業活動とSDGsとの関連性を整理し、マテリアリティ(重点課題)の特定やKPIの設定をサポートし、SDGs宣言を発表いただいています。
【特徴】
お取引先の状況に応じた伴走型のサポートを心がけています。SDGs宣言を行うことを目的化せず、SDGsを事業計画に落とし込み、社会的課題への取り組みを通じて企業価値向上につなげていただくことを重視しています。
ご利用企業自身でSDGsやESGに関連する野心的な挑戦目標を設定していただき、その達成度合いに応じて金利などの融資条件が変動する仕組みの商品です。融資条件が取組実績に連動することで、目標達成に向けた動機づけを促します。2021年8月に、地方銀行で初めて商品化したもので、金融を通じてお取引先のサステナビリティ経営を後押し、SDGsの達成に貢献します。
【特徴】
ご利用いただく際には、目標の野心性などの要件がサステナビリティ・リンク・ローンのガイドラインに適合していることを確認する必要があります。確認は、大手格付会社等によるセカンドオピニオンをご利用企業に取得していただく方法が一般的ですが、中堅・中小企業にもご利用いただきやすくするため、グループ会社の株式会社しがぎん経済文化センターがセカンドオピニオンを発行し、初期費用を抑えていただけるプランをご用意しています。
CO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル店舗」を導入しています。
長寿命・省エネルギー性に優れたLED照明や、太陽光を室内に取り込み照明として利用する「スカイライトチューブ」等を採用し、従来型店舗と比較してCO2排出量を34%(約30トン/年間)削減できます。残りの66%分は屋上などに設置した324枚の太陽光パネルによる発電でまかない、CO2排出量が実質ゼロとなります。
【特徴】
タスクアンビエント照明、LED照明、全熱交換機(CO2センサー付き)、自然風利用、雨水散水利用、電気自動車用充電スタンド、日除け庇、自然光利用、遮熱断熱防犯ガラス、太陽光発電など省エネルギー技術を活用。
農業の発展による地域経済・産業振興を目指して、2017年4月、西日本旅客鉄道(株)ならびに(株)ファーム・アライアンス・マネジメントと業務協力に関する協定を締結。あわせて、GAPを事業性評価に活用した融資“本業支援サポートローン「GAP認証者サポートプラン」”の取り扱いを近畿の地方銀行で初めて開始。これからも「金融」の役割を通じて、滋賀の豊かな恵みを生かすビジネスをこれからもサポートしてまいります。
【特徴】
取り組みを通じて、生産者へ販路開拓支援、国際認証取得支援を実施し、競争力のある農業ビジネスの創出を支援。
オフィスで発生する廃棄物の分別廃棄の徹底、紙廃棄物のトイレットペーパーへのリサイクル、事務用品のリユース、電子化による紙資料の作成抑止など3Rへの取り組みを行っています。
グループ親会社の「 SDGs宣言」に基づく事業活動の推進を図っています。
【特徴】
2021年6月よりグループ全役職員がSDGsバッチを着用、理解と意識醸成に努めています。
しがぎんグループ各本社にて2000年に認証取得、環境マネジメントシステムを運用、認証維持を行っています。
環境対応車、環境改善効果のある設備、CO2削減に著しく効果のある設備等のリースの取り扱い、ESGリース促進事業補助金制度への参画、低炭素設備リース信用保険の活用等を通じ、省エネ・環境への配慮をした取組を行っています。
2022年7月1日より、カーボンニュートラルリース「サステナリース」の取扱を開始。脱炭素に資するエコカー導入のリース取引について、収益の一部を公益財団法人淡海環境保全財団に寄付するもの。地域の脱炭素化に貢献することを目的とする。
第1回寄付 2023年6月16日(金) 200,000円
【特徴】
【対象取引】:リース取引
【対象機器】:エコカー(HV車、PHV車、EV車、燃料電池車)
【契約期間】:契約期間2年以上の取引
【寄付内容】:物件価格×0.1%相当額を公益財団法人淡海環境保全財団へ寄付