『DBJサステイナビリティボンド』

『DBJサステイナビリティボンド』

「DBJサステナビリティボンド」は、社会的責任投資債(SRI債)の一種であり、DBJは本邦唯一のSRI債の年次継続発行体として、平成26年には初のグリーンボンドを、平成27年からはサステナビリティボンドを毎年継続発行しています。2017年10月に「第3回DBJサステナビリティボンド」を1,000百万米ドル発行しました。本件は4回目のSRI債の起債となります。今次SRI債により調達した資金は、従来から資金使途であった以下の①②に加え、③及び④に対するファイナンスにも充当されます。DBJ環境格付融資により一定以上の評価が与えられた企業DBJ Green Building認証により一定以上の認証が与えられた物件の建設又は取得不動産セクターの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測る年次のベンチマーク評価であるGRESB最高位のGreen Starを取得したREITや不動産、事業法人再生可能エネルギー分野、又はクリーン交通関連分野なお、プロジェクト選定や資金管理等の体制については、外部認証機関であるSustainalytics PTE LTDよりオピニオンを取得しています。DBJは、本邦発行体として過去最大の発行額、本邦唯一の年次継続発行によりSRI債市場の発展に貢献します。http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2017/html/0000028602.htm参考:DBJ Green Building認証とは、環境・社会配慮(環境、快適性、防犯・防災、地域・景観、ステークホルダーとの連携)の観点から物件を認証する、DBJが提供する物件認証制度です。【特徴】環境や社会に配慮した事業を行うお客様の取り組みを支援するとともに、投資家に対しては、DBJ社会的責任投資債(SRI債)の購入を通して、環境・社会的意義の高いプロジェクトに対して投資を行う機会を提供します。

『DBJ環境格付』

DBJが独自に開発したスクリーニングシステムにより、企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の金利を適用する「環境格付」の手法を使った融資メニューです。2004 年より世界で初めて「環境格付」の運用を開始しました。融資メニュー開始以来実績 576件 1兆1,942億円(2017年3月末実績)http://www.dbj.jp/service/finance/enviro/index.htm【特徴】・コベナンツの締結により、融資期間にわたって長期のモニタリングが可能となっています。・業種に応じたスクリーニングシートでの対応と、大企業の他、中堅・中小企業にも適応可能な企業規模での合格基準点の差異、また、エンゲージメント等を導入するなど、幅広い企業に利用可能です。

『エコノワ(環境クラブ型シンジケート・ローン)』

DBJでは、環境クラブ型シンジケート・ローン「エコノワ」を組成し、地域金融機関各行と共に融資を行っています。・「DBJ環境格付」にもとづく企業の環境費用・環境投資を資金使途とするシンジケート・ローン(DBJ融資以外も環境関連資金に限定)・ジェネラル型での招聘ではなく、環境意識が強く「環境関係者」となる金融機関(企業の工場が立地する地域等の金融機関)によって組成されるシンジケート・ローン〔事例〕ヤンマー(株)(参加金融機関5行) http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2012/html/0000011784.html(株)NTTファシリティーズ(参加金融機関2行) http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2012/html/0000012477.html【特徴】金融機関は、環境応援団として、環境経営に前向きな企業の取り組みをシンジケート・ローンを通じて後押しします。

グリーンボンドを通じた取組み

グリーンボンドとは、債券の発行手取り金の資金使途が再生可能エネルギーや省エネルギー事業等、地球環境への貢献が期待されるプロジェクトに限定されている債券です。MUFGはグリーンボンドの発行、およびその発行手取り金の三菱東京UFJ銀行による融資を通じて、持続可能な環境・社会の実現に資するプロジェクトを支援しています。資金使途 赤道原則に則り環境・社会影響レビューを実施し、適格性を認定した再生可能エネルギープロジェクト(太陽光発電、風力発電等)向け融資に充当しています。プロジェクトの評価および選定プロセス 定められた基準に従い、資金充当の対象となるグリーンプロジェクトを選定しています。資金管理 適格性を認定したグリーンプロジェクトへの充当状況を継続的にモニタリングしています。報告 年1回ホームページにて、充当している適格グリーンプロジェクト向け融資の残高、件数、資金充当状況に関するマネジメント・アサーションと第三者認証機関によるレポート、および一定の前提に基づき算出される環境インパクト(年間発電量、二酸化炭素排出削減効果)を掲載しています。 http://www.mufg.jp/csr/juten/sustainability/greenbond/reporting/【特徴】本グリーンボンドは、「TLAC(Total Loss-Absorbing Capacity)債」とよばれる資本性を有した債券であり、自己資本に算入できるのが特徴です。

「赤道原則」の採択による環境社会リスクマネジメントの実践

三菱東京UFJ銀行では、2005年に採択した赤道原則に基づき、お客さまと協力して環境・社会に対するリスクと影響を特定・評価し、リスクと影響を回避・最小化・緩和する対策を構築しています。赤道原則とは、大規模プロジェクトに起因する環境・社会に対するリスクと影響を資金の貸し手として、または資金調達に関するアドバイザーとして、お客さまと協力して体系的に特定・評価・管理するために、民間金融機関が中心となり策定した共通の枠組みです。三菱東京UFJ銀行は、赤道原則を採択した金融機関で構成される赤道原則協会の運営委員会メンバーに選出されており、赤道原則の運用や普及に向けた活動を積極的に行っています。こうした活動の一例として、2016年3月に本邦初となる赤道原則の実務解説書「実務解説エクエーター原則/赤道原則-プロジェクト融資の環境・社会リスク管理」をみずほ銀行・三井住友銀行と共同で出版しました。なお、2016年4月~2017年3月の期間において、赤道原則を適用し対象期間にクローズした件数は、56件(米州17件、アジア・太平洋22件、欧州・中東・アフリカ17件)です。http://www.mufg.jp/csr/juten/sustainability/s【特徴】赤道原則の運用の信頼性を示すため、赤道原則の内部手続きや運用状況などを第三者機関に開示し、2016年度の赤道原則の運用実績に係わる開示情報について「独立した第三者保証報告書」を取得しています。