国連責任投資原則(PRI)への署名

国連責任投資原則(PRI)への署名

日興アセットマネジメントは、運用会社として社会的責任を果たすために、ESG(環境・社会・ガバナンス)に積極的に関わるべきであるという強い志を持ち、2007年10月に国連責任投資原則(PRI)に署名しました。PRIは、署名機関がESG投資の実績を積み上げられるよう、各国・地域のネットワークで活動を進めております。

日本版スチュワードシップ・コード

日興アセットマネジメントは、上場株式に対する投資について「責任ある機関投資家」の諸原則『日本版スチュワードシップ・コード』を受け入れ、当社の方針及び考え方を開示しています。日興アセットマネジメントでは、2017年5月に発表されたスチュワードシップ・コードの改訂に先行する形で対応を図るため、ガバナンス強化、利益相反回避、エンゲージメント範囲の拡大、議決権行使情報開示の拡充等、様々な改革に取り組んでいます。議決権行使指図に関する判断基準などを定めた「議決権等行使指図ガイドライン」に基づき、適切に議決権行使を実施しており、2016年6月に社外委員が過半数を占める「スチュワードシップ&議決権政策監督委員会」を設置して、議決権行使などスチュワードシップ活動の透明性とガバナンスを強化してきました。さらに、2017年3月には企業との目的を持った対話(エンゲージメント)を専門に担当する部署を新設し、パッシブ運用での保有株式についてのエンゲージメントを強化するなど、エンゲージメントや議決権行使などのスチュワードシップ活動をさらに強化する取り組みを推進しています。2017年8月には、『日本版スチュワードシップ・コード』に則り、投資先企業における議決権行使の結果の個別開示を実施しました。個別企業および個別議案毎に弊社ウェブサイトにて公表しています。今回は、2017年6月に開催された株主総会分を開示対象としており、今後、四半期毎に行使結果の個別開示を実施していく方針です。

SRIファンドの開発・運用・マーケティング

日興アセットマネジメントは、1999 年に日本初のSRI ファンドを開発して以降、SRI ファンドのパイオニアとしてさまざまなタイプのSRI ファンドを開発し運用しています。1999 年に環境対応が優れている企業や環境ビジネスにおける優良企業に投資をする「日興エコファンド」を設定、運用を開始しました。その後も新しい試みを取り入れたファンドの開発に積極的に取り組んでいます。2007 年6 月には、貴重な水資源を支える世界の企業に分散投資し、持続的な発展性(サステナビリティ)に焦点を当てる「グローバル ウォーター ファンド」と、新興国通貨建ての世界銀行債券に投資することを通じて、投資家の皆さまに新興国支援の機会をご提供する「世界銀行債券ファンド(毎月分配型)愛称:ワールドサポーター」の2 本のSRI ファンドを設定しました。「ワールドサポーター」は、投資家の皆さまにご負担いただいた信託報酬の一部を新興国支援(医療支援・子ども支援など)に取り組んでいる国際連合関連の組織に寄付しています。2010 年には、世界初のグリーンボンドに投資する世界銀行との協同開発ファンド*として新たに「SMBC・日興 世銀債ファンド(愛称:世界銀行グリーンファンド)」を、続いて「グリーン世銀債ファンド」を設定しました。世界銀行がグリーンボンドを通じて支援する事業には、代替エネルギーの導入、温室効果ガス排出を軽減する新技術の開発、森林再生など、新興国における気候変動問題に取り組むプロジェクトが含まれています。また、2010 年7 月には、バランス型環境ファンド「グリーンバランスファンド(愛称:グリーングリーン)」を開発しました。環境関連「株式」に投資するだけでなく「債券」投資においても環境関連を重視するという点で日本初のファンドです。債券部分では、環境保全のために発行される環境関連債券を積極的に組み入れ、株式の部分では、「地球温暖化」、「水」、「生物多様性」の3つのテーマに着目し投資を行ないます。日興アセットマネジメントのSRI ファンドは、証券会社・銀行を中心とした全国の金融機関にお取扱い頂いております。世界銀行の関係者を講師に招いた一般投資家向けセミナーの開催や、販売員向けの勉強会などのマーケティング活動を年間100 回近く行っています。日興アセットマネジメントの SRI の取り組みはETF にも広がっています。2009 年4 月には、日本で初めてのETF のエコ関連株ファンドとなる「上場インデックスファンド FTSE日本グリーンチップ35」を設定し、東京証券取引所に上場しました。今後も、SRI ファンドの先駆者として、様々な商品の開発と継続的なサポートに努めていきます。(*日興アセットマネジメント調べ)